デイリー杯2歳ステークス 《重賞データブログ》- 競馬 無料予想 -
はじめに
デイリー杯2歳Sの〝雑味〟は、【馬体重440Kg未満】
画像を見て頂ければ一目瞭然ですが、複勝率9.1% 複勝回収率12%という壊滅的な数字。
この中には3番人気3頭、4番人気1頭が混ざっています。
元々、馬格のない馬は競馬に於いて不利になりやすい傾向があります。
まだ成長途上の2歳馬なので、現段階で馬格がなくとも大きな問題にはなりにくいですが、重賞戦としては不利になりやすい材料。
過去10年
10月~12月施行の2歳重賞戦に於ける馬体重440Kg未満の成績
(1~3番人気限定)
1~3番人気のデータで この数字は当重賞に限らず、これから年末に向けて行われる2歳重賞では嫌いたいデータですね。
繰り返しになりますが、デイリー杯2歳Sの〝雑味〟認定は【馬体重440Kg未満】とします。
個体別傾向
★栗毛の馬体重460Kg以上
3-3-3-0-2-6/17
勝率17.6% 単勝回収率55%
連対率35.3%
複勝率52.9% 複勝回収率150%
【該当馬】
③ナムラフッカー 栗毛
前走 馬体重470Kg
★3月生まれ×キャリア2~3戦
4-5-1-1-1-14/26
勝率15.4% 単勝回収率97%
連対率34.6%
複勝率38.5% 複勝回収率108%
【該当馬】
⑩エンヤラヴフェイス 3月14日生まれ
キャリア2戦
①クリーンエア 3月18日生まれ
キャリア2戦
⑥テイエムチュララン 3月22日生まれ
キャリア3戦
ローテ別傾向
★前走 阪神芝1600m組
(雑味認定の馬体重440Kg以上限定)
3-2-1-1-1-3/10
勝率27.3% 単勝回収率231%
連対率45.5%
複勝率54.5% 複勝回収率108%
【該当馬】
⑪ナムラエイハブ
前走
未勝利戦(阪神芝1600m)
1着 馬体重502Kg
⑧フルレゾン
前走
未勝利戦(阪神芝1600m)
1着 馬体重446Kg
調教傾向
★坂路×調教ランク判定該当(ランク問わず)×2ハロン24秒台
2-1-5-1-0-2/11
勝率18.2% 単勝回収率56%
連対率27.3%
複勝率72.7% 複勝回収率103%
【該当馬】
⑦ジューンプレア ランク【S】
栗東坂路
2ハロンラップ 24.0秒
⑩エンヤラヴフェイス ランク【B】
栗東坂路
2ハロンラップ24.8秒
⑪ナムラエイハブ ランク【C】
栗東坂路
2ハロン 24.1秒
★調教ランク判定【W/C】該当馬
4-3-2-4-0-2/15
勝率26.7% 単勝回収率114%
連対率46.7%
複勝率60% 複勝回収率114%
【該当馬】
③ナムラフッカー⑧フルレゾン
血統傾向
ブラックタイド×ディープインパクト兄弟の子供達が優秀な期待値を誇っている重賞戦。
更に踏み込んでみて、リファールの血を保持する馬で検証すると。
ただ、これに関しては数の暴力的な数字であって該当馬も多くなってしまいます。
今年の該当馬で見ても多くて、推奨してもあまり意味が成さないと思います。
この辺りを基本線に置きつつ、血統傾向では特別に注目したい血はクローズアップしないでおきます。
ただ、狙いたい血統構成に該当する馬はいるので多分、デイリー杯2歳Sの血統Pickup該当馬として推奨する予定です。
雑談的見解
⑪ナムラエイハブ
父リアルスティール
(中距離型ディープインパクト)
母父エンパイアメーカー
(米国型ミスプロ Fappiano系)
母ナムラアンが、都大路S(京都芝1800m:OP)勝利実績を持つ通算5勝を挙げて繁殖入り。
3代母アイリッシュダンスが、芝の距離融通性を持った典型的な左回り専用機。
Strom Cat内包のサンデー系種牡馬リアルスティールを配した事によりサンデーサイレンス 3×3が発生。
加えて母系の奥底に秘めるトニービンとLyphardといった構成から母ナムラアン同様、芝1800mで高い能力を発揮するタイプの印象はありますが、京都芝1600mはガッツリ嵌る印象も合わせて持ってます。
初戦はヒヒーンの2着。続く2戦目は1番人気で4着。
見た目でも分かるイレ込み具合が目立ってました。
3戦目は間隔を空けたのが吉と出て、体重も+16Kgと500Kg超の大台に乗り、レース振りも一変。
王道抜け出しの強い内容でした。
上述した様に、平坦直線となる京都芝1600mはド嵌りしそうで最後の直線での加速力とスピード持続力は落ちないんじゃないかなぁと考えてます。
その他の馬達 短評
②ジャンタルマンタル
回復傾向に進んでいくんでしょうけど、クッション値9.6以上は欲しかったクチだと思うので、本日のクッション値8.9の馬場に加え、純粋なマイル適性が問われやすい京都芝1600mへの距離短縮は、どの角度から見直しても個人的には賛成出来ませんでした。
②ダノンキラウェア
どうですか、この馬?
個人的にはこのメンバーに入っても「抜けてます、素質が」って思えない程、現状の成長力は平凡に感じます。
全兄ダノンスコーピオンっていうより、全兄ダノンバビルに似ている世界観ですね。
⑨カンティアーモ
初戦でダルダルな走りでレコード勝ちってのは大物ってのは間違いなく、ここを走っても全く不思議ではないのですが。
ただ、京都芝1600m向きじゃないと決め付けました。
この母系にこの父系も、小ぢんまりする印象ですし、マイルではなく距離延ばした方が更に強さを発揮する配合に映ったので、今回の短縮を大きく割引。
レコード勝ちの勲章も今回は不要だと決め付けました。