エリザベス女王杯《重賞データブログ》- 競馬 無料予想 -

 

はじめに

エリザベス女王杯の〝雑味〟認定データは、【中10週以上ローテの4歳以上】とします。

 

一応、過去20年の成績が、

0-0-3-2-1-21/27
複勝率11.1% 複勝回収率20%

 


3着3回という数字には、1番人気モズカッチャン、2番人気と3番人気で2年連続3着だった
ミッキークイーンが記録したモノです。


これだけの素質馬が人気を背負って3着と最低限の仕事を果たしたとも取れますが、私的には逆の印象を持ってます。

 

何故3歳馬を省いたかというと、3歳馬は爆発的な成長を遂げる馬も珍しくない為、データを超えてくるケースも多い為です。


一応、無敗の4連勝でオークスを制し、1番人気で挑んだラヴズオンリーユー〝3歳〟という以外は このデータに該当して3着に敗れてます。

 

今回 該当するのが
⑨アートハウス 4歳 中34週
⑩ククナ 5歳 中12週


このデータを背負いながら、下記にて推奨していく注目データに該当してくるなら、大きな加点材料に成り得ます。

 

個体別傾向

★5月生まれ

 

1-3-1-1-0-6/12
勝率8.3% 単勝回収率29%
連対率33.3%
複勝率41.7% 複勝回収率108%

 

【該当馬】
⑦ジェラルディーナ 5月12日生まれ

 

 


NEW京都競馬場 芝2200m×5月生まれってデータです。

 

因みに、NEW京都競馬場 芝2200~2400m×5月生まれに裾野を広げても、

2-3-3-2-0-11/21
勝率9.5% 単勝回収率28%
連対率23.8%
複勝率38.1% 複勝回収率82%

 

悪くない数字です。

 

ただ、あくまでもオカルト全開のデータを紹介するコーナーなので遊び心な感じで見て頂ければと思います。

 

私的には、「ジェラルディーナが該当した! 軸にしよう!」って所まではいかないです。

 


ローテ別傾向

★前走 芝2200m戦で上がり3ハロン1~3位の末脚を計測した馬

 

2-2-1-0-0-4/9
勝率22.2% 単勝回収率244%
連対率44.4%
複勝率55.6% 複勝回収率156%

 

【該当馬】
⑭マリアエレーナ
前走
オールカマー(中山芝2200m:G2)
4着 上がり3ハロン35.0秒(3位)

 

 


京都開催のエリザベス女王杯2010年~2019年で見ても、NEW京都競馬場芝2200mで見ても、前走 芝2200m組(距離問わず)の成績が優秀。

 

前走同距離+上がり上位の末脚で検証したら良い数字が出たので、推奨しました。

 

★夏休み(7~9月)を取った4歳馬

 

3-1-2-0-1-9/16
勝率18.8% 単勝回収率101%
連対率25%
複勝率37.5% 複勝回収率138%

 

【該当馬】
①アートハウス

ライラック

②ルージュエヴァイユ

 

 

 

調教別傾向

★調教ランク判定【K/D】該当馬

(2016年以降、京都芝2200m×2勝クラス以上で集計)

 

8-8-5-3-4-24/52
勝率15.4% 単勝回収率67%
連対率30.8% 
複勝率40.4% 複勝回収率111%

 

【該当馬】
⑭マリアエレーナ

⑧シンリョクカ

⑫ゴールドエクリプス

 

 


血統傾向

★母系にSadler's Wellsの血を内包する馬

 

5-4-2-1-0-12/24
勝率20.8% 単勝回収率152%
連対率37.5%
複勝率45.8% 複勝回収率135%

 

【該当馬】
②ルージュエヴァイユ
母父Frankel
(欧州型Sadler's Wells系)

 


系統の中でも様々なアビリティや特徴を持つってのは把握した上で言いますが、根本的にSadler's Wells系って、主張が強い血脈と私的には捉えていて。

 

底力も問われやすい芝2200mに加え、スパートが早くなりやすい京都競馬場や、平坦×外回り耐久力合戦のG1ってワードにはフィットしそうと考えています。

 

母系にって条件を加えたのが、上述した様に血の主張が強い血流ですし、京都外回りって事も加味して瞬発力スピードも欲しい所ですので、個人的イメージとしては母系にそっとアピールするかの様にいてくれれば良いかなぁって
観点から調べたデータです。

 

雑談的見解

 

指数1位

ライラック
父オルフェーヴル
(中距離型ステイゴールド系)

 

母父キングカメハメハ
(欧州型キングマンボ系)

 

母は1勝馬、母の母ブルーリッジリバー桜花賞2着、オークス7着の実績を持つマイラー


半兄ブラックホール(父ゴールドシップ)が、札幌2歳S(芝1800m:G3)勝ち馬で、菊花賞5着後、明け4歳初戦後に怪我を発症し、長距離砲としての期待を掛けられながら惜しくも引退。


ライラックを語る上で個人的に魅力を感じるのが底力溢れすぎる血統構成。

 

ノーザンテースト 4+5×4

 

母系にはフジキセキを内包しているので、サンデー系牝馬と相性が良く、斬れ味が増すMillan Millとの掛け合わせ。

 

全体的に見ても、第二・第三形態への奥深い成長力を感じるので、前走以上のモノをまだ隠し持っていると思ってます。


データ的に推したいポイントを付け加えるなら。

 

ステイゴールドオルフェーヴル×母父キングカメハメハ→京都芝2200m(2012年以降)


2-2-1-0-1-2/8
勝率25% 単勝回収率195%
連対率50%
複勝率62.5% 複勝回収率115%

 

 

因みにこのデータは2頭で記録したモノなので、胸を張って推奨出来るレベルではないですが、合わせ技一本的なイメージで下記のデータも付け合せしておきます。

 

 

ステイゴールド系産駒×母父キングカメハメハ→芝2200m(1勝クラス以上・場所問わず)

 

4-8-4-1-5-8/30
勝率13.3% 単勝回収率123%
連対率40%
複勝率53.3% 複勝回収率149%

 

補足①:重賞に限定

 

2-5-2-1-2-5/17(5頭が挑戦・4頭が馬券内)

勝率11.8% 単勝回収率190%
連対率41.2%
複勝率52.9% 複勝回収率199%

 

 

 

補足②:距離延長

 

2-5-2-0-4-2/15(9頭で挑戦・5頭が馬券内)

勝率13.3% 単勝回収率216%
連対率46.7%
複勝率60% 複勝回収率223%

 

 

あまり信用して貰えないかもですが、個人的には平坦コースの激流戦で(ペースが速いとかじゃなく、G1とかの強い馬同士で自然発生する底力等の削りあいみたいな)更に強さを発揮出来るのでは?って考えています。


関東馬に取って、手厳しいデータも揃ってますがそれを打ち破る素質と成長力は備わっていると思っているので、心底 期待しています。

 

 

指数2位

⑭マリアエレーナ

 

なんか勘違いされそうですが、クロフネ産駒らしくないタイプで一番クロフネを彷彿させる馬。

 

多分、ダート重賞に出走しても好走出来ると思います。

 

なので、芝重賞でも2400mまでなら勝負になると常々思っているマリアエレーナ

 

様々なタイプを出していて、ダービー馬ワグネリアンも出した優秀過ぎるブロードアピール牝系。

 

調教良かったですね。

 

京都が改修工事に入ってなかったら後1つ2つは重賞を勝ってたと思えるタイプなので、初の京都もなんら問題ないと考えてます。

 

とにかく耐久性の成長力が5歳になっても伸び続けていて、末脚スピードが問われやすいG1って騒がれてますが、底力を発揮出来る自身のリズムで競馬すれば、そんなに簡単に
交わされる馬でないと思ってます。

 

指数3位

②ルージュエヴァイユ

 

ジャスタウェイ×Frankelといった表面上でも感じる豊富なスタミナ

 

それ以上に母系が秀逸で、スタミナの源泉ニジンスキー系Niniski→コーナーでの遠心力を上手く捌く
駆動力のLomitas

 

加えてNEW京都競馬場で地味に効いてるDanehillを4+4といった血流を取り揃えていて。

 

これでこの②番ゲートでさえなければ迷わず最上位評価しましたが。。。。

 


①ブレイディヴェーグ

言っておきます。

「強いのは分かってます。」

 


でも、京都芝2200mでは隙が増えると思ってます。

 

それ以外にも、マイナスに取れる材料が揃っていて。

 

Part.1/出遅れます

多分ですが、お尻の駆動力を伝える筋力が凄すぎて成長力が追い付いておらず、バランスが取れてないんでしょうね。


バイクの急発進時にウイリーしちゃうみたいな感じで、お尻辺りが沈んでしまって、1~2歩出遅れちゃうみたいな、知らんけど。

 

 

Part.2/出遅れますからの①番ゲート

最悪のコンボですよね。

 

馬群のバラケ具合にも寄りますが、①番ゲートで後手踏んだら選択肢が大幅に狭くなるのは常。

 

後方近くの追走なら、ムーアさんとかマーカンドさんといった〝人気馬徹底マークで潰し上等〟の世界で凌ぎを削ってる外国人騎手が近くにいそうだし、スタート決まって、中団辺りにいても〝人気馬に蓋をする技術〟が天才的な川田さんが近くにいそうだし。

 

 

Part.3:脚に爆弾を抱えている

不安がないから、詰めてこのG1を使ってくるんでしょうけど、2度の骨折してますよね。

 

完治っぽい雰囲気は醸し出してそうな印象はありますが、そんな爆弾を抱えていた馬の前走が異常過ぎると言っても過言ではない高速時計で走っていて、反動があっても
不思議ではない状況。

 

 

 

「調教見れば分かんじゃん」ってキムタク口調で突っ込まれそうですが、調教を予想の中心付近に置いてる自分が言うのもなんですがw

 

〝調教とレースでは力が入る所が微妙に違う〟

 

と思ってます。


調教って脚元に負担がない様にって気にしながらの動きも出来るし、静かで周囲に他馬も少ない環境で馬のリズムで、力を抜いた状態で走りやすく、時計も出やすい筈で。


本番って、観客もうるさいし、馬いっぱい居て、ゴリゴリ近付いてくるし、なんなん!って感じで余計な力が入りやすい状態になった際に、気付けなかった反動が表面化するケースは多々見てきてますし。


まぁ簡単に言えば、伸び伸び走れないって訳ですよ。

 

大半、ここが最大目標のG1レースの舞台で。