《無料》サウジアラビアロイヤルカップ 重賞データブログ

 

 

ローテ別傾向

★前走 芝~重・不良馬場 且つ、中4週以上

0-4-0-0-0-1/5
連対率80%
複勝率80% 複勝回収率152%

【該当馬】
シュトラウス
前走
新馬戦(東京芝1600m)
1着 不良馬場(クッション値5.4)

 


⑦レーヴジーニアル
前走
未勝利戦(札幌芝1500m)
1着 重馬場(クッション値6.7)

 

 


中々の数字ですね。

加えて、2頭共

モーリス×サンデーサイレンス×ノーザンダンサー×Sir Gaylord

といった血統構成で興味深いですね。


過去の好走馬を見渡して、個人的な感想ですが、
前進気勢の高さや、気性の激しい血統の馬が
好走しているなぁという感想で、

その辺りがタフな道悪馬場でも動じない底力や
前進気勢の高さが現時点で抜けている馬が
このレースでも結果を出しているとwithkeibaとして
結論付けてます。


更に、上記データに勝ち切った(1着)という条件を

加えれば0-4-0-0/4といった数字になります。

 

2頭共、該当しています。

 

★1~2月生まれ

5-6-4-2-5-9/31
勝率16.1% 単勝回収率56%
連対率35.5%
複勝率48.4% 複勝回収率108%

【該当馬】
④エコロマーズ
2月21日生まれ

 

②ゴンバデカーブース
2月24日生まれ

 

シュトラウス
1月24日生まれ

 


③ボンドガール
1月19日生まれ

 


⑦レーヴジーニアル
2月23日生まれ

 

 

先のデータで紹介した
前進気勢の高さや、気性の激しい血統の馬が
好走している〟といった事に沿ったデータだと思ってます。


要は、早生まれによる成長速度の有利性ってやつです。

直接的に結び付いているかまでは、獣医学に

精通している訳ではないので分かりませんが。

 


調教傾向

★調教ランク判定【E】該当馬 
(2016年以降、東京芝1600m×2歳戦)
新馬戦は除く

10-12-9-10-9-43/93
勝率10.8% 単勝回収率72%
連対率23.7%
複勝率33.3% 複勝回収率125%

【該当馬】
④エコロマーズ

⑦レーヴジーニアル

 

 

 

血統傾向

まぁ、どこでも触れるとは思いますが
この距離の重賞ならすぐ思いつくのが、
ディープインパクトの血。

 

☆父か母父ディープインパクトの血

5-0-1-1-0-0/7
勝率71.4% 単勝回収率280%
連対率71.4% 
複勝率85.7% 複勝回収率177%

【該当馬】
②ゴンバデカーブース
母父ディープインパクト
(中長距離型サンデーサイレンス系)

 

 


雑談的見解

シュトラウス


モーリス
(欧州型ロベルト系)

母父アドマイヤベガ
(芝中長距離型サンデーサイレンス系)

ブルーメンブラットは、3歳デビューから2ヶ月で
フラワーC(中山芝1800m:G3)3着と好走。

OPクラスに再度返り咲いたのが4歳秋。

そこからヴィクトリアマイル(G1)3着をきっかけに、
その秋のマイルチャンピオンシップ(G1)制覇。


半姉フォラブリューテ(父エピファネイア)が
デビュー2戦目で紅梅賞(中京芝1400m:リステッド)勝ち

全兄ブルメンダールは中山芝1600m新馬勝ち以降は
詰めの甘さもあって勝ち切れず障害転向。
現在は障害OP戦でも勝利している5歳馬


アドマイヤベガの主張が強く、
早くから戦える筋力の完成度は備わっている

一族ですし、シュトラウスモーリスの血も相まって

新馬戦の様なハイパフォーマンスにも繋がったと見ています。


その不良馬場で行われた新馬戦を走破時計から紐解いてみます。


☆過去20年 2歳新馬戦 芝1600m不良馬場 走破時計ランキング
(場所問わず)

1位 アールドヴィーヴル
 京都芝1600m 1分36秒6

《主な実績》
・クイーンC(芝1600m:G3) 2着
・ローズS(芝2000m:G2) 3着
桜花賞(芝1600m:G1) 5着
・オークス(芝2400m:G1) 5着

 

2位 シュトラウス
 東京芝1600m 1分36秒9

 


3位 ターキッシュパレス
 東京芝1600m 1分38秒9

《主な実績》
神戸新聞杯(芝2200m:G2) 5着

 

 

4位 レッドサクヤ
 京都芝1600m 1分39秒7

《主な実績》
・エルフィンS(芝1600m:OP) 1着
・オークス(芝2400m:G1) 4着

 

 

5位 ロードマックス
 東京芝1600m 1分39秒9

《主な実績》
京王杯2歳S(芝1400m:G2) 2着
UHB賞(札幌芝1200m:OP) 1着

 


因みに7位 ダンビュライト
 中京芝1600m 1分40秒7

次走の当レース サウジアラビアロイヤルカップで2着に好走。

 

 


因みに、過去20年 東京芝1600m不良馬場
古馬含めてのシュトラウスの走破時計順位は10位。


同じ不良馬場とはいえ、状況・状態・環境の違いも
あるので、単純な時計比較は出来ませんが、
2014年安田記念の勝ち時計とは0.1秒差、
3着に入る時計となります。

単純な時計比較は出来ないとはいえ、

冷静に考えてみるとレース経験のない2歳新馬が出す

時計としては、パワー型の可能性もあるとはいえ、

非凡なスピードの能力を持ってないと
出せない時計とも思っています。


ルメールさんって事だけで半強制的に割引材料になるという
おかしなシステムを採用しているwithkeiba

感覚的には、②ゴンバデカーブースの方が指数1位っぽい
気もしますが、あの新馬戦のハイパフォーマンスとセンスの良い配合を
見てしまうと、東京マイルでは高く評価したいと思える1頭。

 

 

②ゴンバデカーブース

ブリックスアンドモルタルが、

米G1 ペガサスワールドカップ(芝 約1800m)
米G1 ターフクラシックステークス(芝1800m)
米G1 マンハッタンステークス(芝2000m)
米G1アーリントンミリオンステークス(芝2000m)
米G1 ブリダーズカップ・ターフ(芝2400m)のG1 計5勝馬


アッフィラートが、

中京芝1600m 2勝
小倉芝1800mと中山芝1800mでそれぞれ1勝、
計4勝馬

母母レディオブヴェニスが、

日本馬3頭が出走した
米G2 キャッシュコールマイル(芝1600m)を豪快な脚力で

差し切った馬

芝中距離戦の3勝クラス前後の産駒を輩出している
優秀な繁殖牝馬


Strom Birdを2本濃く持つブリックスアンドモルタルは、
個人的にサンデーの血と

リファールの欧州マイラー要素を保持する
牝馬との相性が良いと思っていて、

本馬が、
リファールを母方に5+5と

ロベルト系の高品質マイラーの血Lear Fanも装備。


クロスがうるさい血統構成ですが、非凡なスピードと

操縦性の高さを支えていると思っています。


血統傾向で書いた様に、

ディープの血が幅を効かせている重賞。


前走より時計面では落ちますが、

それでも美浦ウッドコースで秀逸な時計、

触れた様に3ハロン35秒台を今回も計測してきて、

2歳馬としては完成度と高い脚力は、ここからも

窺い知る事が出来ます。


☆ウッドコースで3ハロン35秒台を計測した馬の成績(2歳限定)

《2023年》
4-0-1-3/8
勝率50% 単勝回収率106%
連対率50%
複勝率62.5% 複勝回収率92%


《2022年》
8-0-4-5/17
勝率47.1% 単勝回収率207%
連対率47.1%
複勝率70.6% 複勝回収率135%

 

芝1600mから距離が延びる程、成績も上昇します。

これ、数字見て貰えれば分かる様に、凄い有益な事を
サラっと書いてますよ。

走りたがってるとか、脚元がパンとしているとかより
何百倍も分かりやすいですし、

誰でも簡単に狙える理論です。

 

ゴンバデカーブース新馬戦出走時も35秒台を叩いて
ました。

正直、2歳馬であまり出せない数字で、

脚力の完成度や非凡なスピードを推し量る物差しに

なると断言出来ます。

 


③ボンドガール

強いのであまり書きません。

前走の2着以降の次走以降の成績が凄いのは知ってますし、
それらの馬を退けた事は評価しています。

ダノンベルーガの半弟ですしね。

あっさり勝ちそうですし、安定感といえばこの馬でしょうね。


良い事ばかりが目に付き過ぎて、逆に個人的には
何が強みなのか、迷子になってしまうような馬。

ここでどんなレースをするか非常に楽しみな1頭でもあります。