重賞データブログ 京都大賞典 編

 

ローテ別傾向

★今回で3戦連続 継続騎乗

 

2-3-3-2-3-11/24
勝率8.3% 単勝回収率29%
連対率20.8%
複勝率33.3% 複勝回収率116%

 

【該当馬】
⑫アフリカンゴールド
国分恭介騎手 今回で6戦連続継続騎乗

 

④ディープボンド
和田竜騎手 今回で4戦連続継続騎乗

 

⑨ビッグリボン
西村淳騎手 今回で4戦連続継続騎乗

 

⑥ボッケリーニ
浜中騎手 今回で9戦連続継続騎乗

 

 


長距離戦に加え、京都特有の3角の坂頂点から
下って4角を回るといった、捲りにも近いスパート合戦が
始まりやすいコース形態。

そういった中、近況の馬の調子と特徴を良く知っている
騎手の継続騎乗が嵌ってるんじゃないかと捉える事も
出来るデータ

特に今年は、リニューアル後3年振りに行われるという事も
あって、特にこのデータが嵌りやすい年になると
推測しています。

 

 

★前走 宝塚記念組の5歳以上牡馬

 

4-1-5-1-0-2/13
勝率30.8% 単勝回収率1367%
連対率38.5%
複勝率76.9% 複勝回収率425%

 

【該当馬】
④ディープボンド 6歳
前走
宝塚記念(阪神芝2200m:G1)
5着

 

⑥ボッケリーニ 7歳
前走
宝塚記念(阪神芝2200m:G1)
7着

 


②ヴェラアズール 6歳
前走
宝塚記念(阪神芝2200m:G1)
8着

 

 

どこも報じる事だとは思いますが、データ上では
抜群の成績を残している宝塚記念

また、宝塚記念組3頭全てが該当してしまって
微妙なんですが・・・・


本当はめちゃくちゃ期待値の高い 

 

〝1秒以上大敗した軽い馬場を得意としている

 馬の巻き返し〟


狙いたかったのですが、今年は不在。

該当馬不在のデータを掘り下げても仕方ないのですが、
withkeibaが意識している中の1つのテーマとして、

〝今回だけじゃなく、広く使える理論の提供〟

って事があるので、少しだけ脱線します。

 

何故、1秒以上、いえ、2秒以上負けた馬の

巻き返しが高い確率で起こっているのかって事は、

宝塚記念が広く知られている
〝想像以上にタフさが問われるG1〟という事。

梅雨時で馬場が渋るってのもありますが、
東京・中山と比べて夏の未開催の時期が少なく、

芝の補修もスケールダウンしてしまう阪神競馬場

まさしく宝塚記念が1年で最も芝の状態が悪い時期に
行われる最終週という事が起因していると考えられます。

ですので、クラス問わず宝塚記念週やその1~2週前に
阪神芝を走って惨敗→東京&京都の開幕3週以内に
出走してくる馬はチェックを強めても良いかもしれません。


3頭の中で一番条件に沿っているのは、
ヴェラアズールでしょうね、軽い馬場の方が
この馬本来の強さが見れるという点では。

 

調教傾向

栗東CW 5ハロン68秒台(当週でも1週前でも)

 

1-2-1-1-1-2/8
勝率12.5% 単勝回収率37.5%
連対率37.5%
複勝率50% 複勝回収率110%

 

【該当馬】
インプレス

プラダリア

⑫アフリカンゴールド

 

 


血統傾向


リファールの血が躍動しているレース

 

★リファールのクロスを保持する馬

 

3-0-6-1-0-3/10
勝率30% 単勝回収率166%
連対率30%
複勝率60% 複勝回収率140%

 

【該当馬】
④ディープボンド
Lyphard 5×4

 

⑧ヒンドゥタイムズ
Lyphard 5×5

 

 

欧州型の加速力と息の長い持続力が武器に
なっている印象。

クロス持ちだけでなく、単純にリファールの血を

保持しているだけでも、そこそこ良い成績。

注意が必要なのが、ディープインパクトに必ず

ついてくる血なので、多くの説明は不要ですが、

該当数が増える数の暴力的な数字に近い雰囲気も

漂ってます。

 

 

☆リファールの血を保持する馬

 

6-4-5-4-1-32/52
勝率11.5% 単勝回収率220%
連対率19.2%
複勝率28.8% 複勝回収率112%

 

【該当馬】上記2頭以外を記載
インプレス
父の父母父Alzao
(欧州型リファール系)

 


⑬ゼーゲン
父の母父Alzao
(欧州型リファール系)

 


⑩ヒートオンビート
母の父母父Alzao
(欧州型リファール系)

 

 

⑨ビッグリボン
母の父母父Alzao
(欧州型リファール系)

 


プラダリア
父の母父Alzao
(欧州型リファール系)

 


マイネルウィルトス
母の母父母父Lyphard
(欧州型ノーザンダンサー系)

 

 


多いですねw

過去の傾向を踏まえて、この中から魅力的に
感じる馬を挙げるなら、
プラダリア
マイネルウィルトス

辺りに京都大賞典向きの配合馬として魅力を
感じます。

 

 

雑談的見解

 

⑫アフリカンゴールド

父ステイゴールド
(芝中長距離型サンデーサイレンス系)

母父Gone West
(米国型ミスプロ系)

京都大賞典に登録したと知ってメンバーを見渡した時に
少しニヤけました。


単純に、サンデー×Gone Westが本馬のスピードと持続力を
支えていて、Danehillが前進気勢の底上げ、
母系の奥底に鎮座しているHis Majestyが体力を供給。


京都芝2400mがステイゴールド産駒の成績が良い事に加え、
父か母父ステイゴールド系の成績が。

 

17-10-15-12-15-59/128
勝率13.3% 単勝回収率126%
連対率21.1%
複勝率32.8% 複勝回収率92%と好成績。


加えて、
ステイゴルードの叔父サッカーボーイを母父に持つ馬の
京都芝2400mの成績も優秀。

 

2-2-1-1-2-12
勝率16.7% 単勝回収率180%
連対率33.3%
複勝率41.7% 複勝回収率150%


また、アフリカンゴールドのキャラ特性から
狙えるデータを。

《今回、前走 2角1番手で逃げた馬がいないレース》
キーワードがアフリカンゴールドに取っては絶好の舞台で、
その成績が、

4-1-1-2-0-4/12
勝率33.3% 単勝回収率530%
連対率41.7%
複勝率50% 複勝回収率482%

 

脂の乗った若い内に積み重ねた成績やろ?って声も
聞こえてきそうですが。

今年の阪神大賞典10番人気4着(勝ち馬と0.4秒差)

 

昨年の阪神開催の京都記念(芝2200m:G2)
12番人気1着

 

2021年 中日新聞杯(中京芝2000m:G3)
17番人気2着


これらの爆走時は全てこのパターンに該当していました。


因みに、

《今回、前走 2角1番手で逃げた馬がいないレースで、
 自身が2角3番手以内追走した際の成績》

4-1-0-1-0-1/7
勝率57.1% 単勝回収率908%
連対率71.4%
複勝率71.4% 複勝回収率805%


今回は、多少強引ですが2角1番手で逃げた馬は不在。

(アイアンバローズは3角で1番手w)

 

アイアンバローズは今回、そこまで強引に逃げる様な
戦法は取ってこないと思うので、自分のペースで

先行出来そうな今回はチャンスが

あるんじゃないでしょうか。


でも、来年で9歳の身で能力も枯れてるんじゃないの?

この辺りは、

セン馬は衰えるスピードが減速する説もあり、

ガタっとは落ちにくい点。


血統構成からも晩成型なのも窺いしれますし、
強調したいのが、半兄のアフリカンストーリーが(父Pivotal)
7歳でドバイワールドC(G1)を勝ったり、
翌年の8歳時には、マクトゥームチャレンジR3(G1)と

高齢の7歳以降にG1を2勝しているという一族が

遅咲きという事を証明してくれています。

 

因みに半兄アフリカンストーリーもセン馬。


中々、馬券内への壁は高そうに見えますが、

 

⑥ボッケリーニ

父キングカメハメハ
(欧州型キングマンボ系)

母父ダンスインザダーク
(ニジンスキー型サンデーサイレンス系)

全兄ラブリーデイが、京都大賞典に2回出走して
1着、3着と好走実績を残していて。

母父ダンスインザダークを配しているので、
2200m以上の距離をこなす体力の底上げも
担っていますし、スピードが問われやすい
京都芝長距離戦にも強い血流。

 

箸休め的なデータをここで1つ、ご紹介します。


☆ポップコーンジャズの子供達×芝2400m

2-1-2-3/8
勝率25% 単勝回収率76%
連対率37.5%
複勝率62.5% 複勝回収率86%

 

芝2400mマイスターな家族ですねw

お母さんのポップコーンジャズも着外とはいえ、
オークス 8番人気6着の結果なので、芝2400mマイスター

一家の名は汚していないと思います。


降雨の影響でゴリゴリの直線瞬発力勝負には
なりにくい筈なのは、追い風。

能力は発揮しやすい条件は揃っているので、
頑張って欲しいですね。

 

 

④ディープボンド

競走生活の締めの時期に入ってるのは間違いないですが、
重賞で主役を張れる能力はまだ衰えてないと思います。

以上。

 


⑪ウインマイティー

この馬も芝2400mマイスターですよね。

札幌というか、長期滞在が合わなかったんじゃ
ないでしょうか、前走は。

若干、見劣りしますが2走前の重賞2着時の絶品調教に
迫る時計を叩いてきました。

 

立て直し好走は充分 可能かと思います。

 

京都大賞典は、やや古めかしい血が走ってる

イメージもあって、

母系の勝負根性カコイーシーズ

後肢駆動力のTom Fool

機動力アップのGolden Fleeceといった様に
古めかしい血流が揃ってます。