天皇賞秋 《重賞データブログ》
はじめに
〝はじめに〟で書く事が多くなってきた毛色別データ
今回、天皇賞秋もいきます。
正直、今年の出走馬を見て、データや血統で論じてもあまり意味のない印象を受けるメンバー構成で、馬券的妙味も皆無で、観て楽しむ分では最高な1戦。
そういった扱いをしている1戦として、まともなデータで勝負ではなく、オカルト要素が濃いデータで探ってみるという点では楽しめそうなので。
まず《栗毛》
過去10年で見ると、29頭出走し、最高着順が昨年ジャックドールの4着で、馬券内無し。
0-0-0-1-1-27/29
人気を基準とした〝まともな馬の出走〟という観点から見れば、昨年の3番人気4着ジャックドールと5番人気9着ジオグリフ
18年1番人気10着スワーヴリチャードの3頭位。
スワーヴリチャードは翌年も5番人気で7着と馬券外の結果に。
馬券内好走したのが2着ダークシャドウ、3着ペルーサの2011年まで遡り、栗毛で勝利というと2006年のダイワメジャーまで遡ります。
今回の該当馬は、昨年に引き続き、⑩ジャックドール
どうなりますかね。
《青鹿毛》
過去20年で見ると、
過去20年、天皇賞秋に複数出走した馬は2頭いて、その成績が
0-1-1-3/5
簡単に言ってしまえば1頭(ダンスインザムード:牝/美浦所属)がリピートに成功して、もう1頭(ハットトリック:牡/栗東所属)が失敗したという事です。
違いと言えば性別ですが、関東馬か関西馬の違いが大きいのかなぁと。
過去30年まで遡れば、青鹿毛で複数出走した馬は2頭追加し、計4頭になりますが、リピートに成功したのは、上述のダンスインザムードとジェニュイン、いずれも美浦所属の関東馬。
もう1頭の青鹿毛馬は、天皇賞秋 初参戦の⑥ジャスティンパレス(栗東所属)
天皇賞秋×3~4歳馬の青鹿馬のコンボは期待値優秀なんですが、それを稼いでいるのは〝美浦所属の関東馬〟
⑦イクイノックスに取って、オカルト要素満載のデータからも
追い風が吹いてますね。
調教別傾向
★調教ランク判定【W/B】
(近2年 3勝クラス以上 東京芝2000m)
2-3-1-1-1-3/11
勝率18.2% 単勝回収率36%
連対率45.5%
複勝率54.5% 複勝回収率134%
【該当馬】
①ノースブリッジ④ダノンベルーガ
⑤ガイアフォース
血統傾向
★ダンシングブレーヴの血を保持する馬
1-2-2-3-1-3/12
勝率8.3% 単勝回収率61%
連対率25%
複勝率41.7% 複勝回収率74%
【該当馬】
⑦イクイノックス
母の父父ダンシングブレーヴ
(欧州型リファール系)
⑪アドマイヤハダル
母の母父ダンシングブレーヴ
(欧州型リファール系)
雑談的見解
正直、withkeibaの予想理論からすると、馬券購入するレースではないと思います。
ただ、外に目を向けずに達観していても成長出来ないので堅く収まりそうな確率が高いレースでどう戦うか?というテーマで予想→馬券を組み立てる流れを意識しました。
③-⑦の1点勝負も考えましたが、予想理論に引っ掛かってくる馬に強く魅力を感じたので、その考えは捨てました。
①ノースブリッジ
指数6位
モーリスに母系のケイティーズファーストやらの名をみると今が完成域に入っている印象。
スプリント気質が高い牝系に中距離指向のモーリスと、マイル戦のスピード要素が問われやすい天皇賞秋には、それなりにフィットする配合だと思います。
OPクラス以上の東京芝2000mに相性の良い調教ランク該当も好印象。
②エヒト
指数10位
調教は良かったです。
2走前の様にリズムを崩さない先行スタイルが取れればチャンスはあると思いますが、天皇賞秋で好走出来る様な先行耐久力には欠けると判断しています。
③ドウデュース
指数2位
言う事はないと思います。
近況のスムーズさに欠けるローテが仇になる様な平凡な馬ではないと思います。
④ダノンベルーガ
指数5位
ハーツクライ×Tiznow×Malibu Moonと、私的には中距離馬というより本質はマイラー気質が高い配合だと思ってます。
そういった意味ではスピード要素が問われる天皇賞秋にはフィットしそうですが、成長力に欠けると言いますか、早熟で既に完成、近走の結果が上限ではないかと判断。
このメンバーに入ると大きな上積みには乏しいのではないかと感じてます。
モレイラさん継続騎乗、好調教、素質で指数5位をキープ
⑤ガイアフォース
指数4位
キタサンブラック×クロフネ×ノーザンテースト×Caro
東京芝2000mを前受けして耐久するスタイルに最も近い配合だと私的に感じてます。
クロフネの血も天皇賞秋にはフィットしていますし、芝1600mのG1でも高速時計で走破しているスピード能力も兼備。
マイル戦仕様の育成を重ねれば、マイルG1を勝てる資質も備わっていると思える程、高速巡航戦を得意としています。
軸にも考えましたが、もう少しクッション値が上がって欲しかったので。
⑥ジャスティンパレス
指数11位
言われている様に、昨年の夏休養時から長距離馬への
育成と実戦で仕上がっており、スピード要素が問われる
当レースでは不用だと判断しています。
その点だけじゃなく、母系の構成も重厚過ぎて、
ここからも評価は全く出来ず。
G1でテン乗り好走を全くイメージ出来ない騎手でもあり。
⑦イクイノックス
説明不要。場所問わず好走出来る馬ですし。
ただ隙はあると思ってます。僅かですが。
⑧ヒシイグアス
指数10位
中山&阪神の様な、ゴール直前に急坂ある長距離戦ならって感じだと判断しています。
⑨プログノーシス
指数8位
これといった不満はないんですが、このメンバーで天皇賞秋といった観点から、推す材料にも欠けてるなぁと。
優等生過ぎて、褒める所を探すのも一苦労って感じです。
母系がガシっとした構成に感じるのに、体質的にはか弱さが溢れ出ている一族なだけに、前走のタフな馬場で発揮した機動力の反動も心配なので、大きく割り引きました。
人気してるし。
⑩ジャックドール
指数7位
私情を挟むと一番軸にして馬券を買いたかった馬。
調教も良かったですし。
成長曲線の頂点を維持する時期が終わり、陰りが見え、下っている様な印象を配合から感じています。
藤岡佑騎手が、どういった先行スタイルを見せるかですが後傾ラップの先行追走を作っていたらダメだと思っています。
ジャックドールとの良い時期がこのパターンだったので、今回のメンバー相手に その流れを作っていたら今の能力状態なら通用しないと思うので、前傾ラップの先行しかないかと。
それをしなさそうなので、割り引いてます。
⑪アドマイヤハダル
指数1位
奥深い成長力を感じる配合。
ホームラン級はいませんが、個性豊かなタイプを多く輩出している牝系で、3代母サマンサトウショウも5歳夏で初重賞制覇を勢いにして、明け6歳になった一発目の重賞まで4連続好走した馬。
現在10番人気。
1年休養明けを叩いた2戦目から、前走まで高いパフォーマンスを見せてくれていると思っていて。
前走のゴール前の勢いは完全に距離が長過ぎたって声が多いんですが、決してそうは思えず。
前走は、マイル要素が特に問われすぎた中で、最後方から長く脚を使った事もあってのモノだと思ってますし、1~3着馬だった現状のトップマイラー相手によく食い下がったと思っています。
皐月賞
充実一途だったタイトルホルダーやステラヴェローチェと差のない競馬
1年前の白富士S
完成され破竹の勢いだったジャックドールの2着でしたが同じ東京芝2000mで1分57秒6の走破時計
6月鳴尾記念
後の京都大賞典2着好走したボッケリーニに0.1秒差3着
実績充分の中距離スピード型マリアエレーナには先着。
意外と頑張ってるんです。
世界一やらダービー馬との再戦やら話題が先立っていて、〝格〟という実態のないモノが問われている印象ですが、奥深く、成長充実期の本馬が そこまで〝格不足〟していないと思えるのは私だけでしょうか。
■
はじめに
個人的に検証を進め始めた〝毛色別データ〟
科学的根拠はないと言われている中で、探っていると色々面白い所に行き着くデータも
多くて。
毛色×血統別成績(父・母父・父母父)とか、
毛色×距離変更成績とか。
またどこかのタイミングで紹介します。
新潟芝1000mでも毛色別の傾向のクセが出ているので、本日の新潟芝1000mで試しています。
スワンSでも単純な毛色別成績で傾向が出ているので載せておきます。
☆青鹿毛馬
1-1-3-0-1-3/9
勝率11.1% 単勝回収率57%
連対率22.2%
複勝率55.6% 複勝回収率144%
②ルガル 青鹿毛
大体ですよ、青鹿毛が生まれる確率が約3%
その確率の割りには強い馬を輩出している印象で、最近の活躍馬でいえば明日の天皇賞秋連覇がかかっているイクイノックスも青鹿毛
スプリンターズS 3着馬のナムラクレアも青鹿毛
これだけ見ても、青鹿毛の今年の爆発力や毛色によって強い弱いとかあるんじゃ?って思わされませんか?
ローテ別傾向
★前走 3角3番手以内で追走した距離短縮馬
5-1-3-1-2-12/24
勝率20.8% 単勝回収率162%
連対率25%
複勝率37.5% 複勝回収率96%
【該当馬】
③ウイングレイテスト
前走
オータムハンデ(中山芝1600m:G3)
2着 3角2番手
⑰サプライムアンセム
前走
ポートアイランドS(阪神芝1600m:リステッド)
6着 3角3番手
⑫ルージュスティリア
前走
府中牝馬S(東京芝1800m:G2)
7着 3角3番手
★芝1600m重賞 勝利実績
6-4-4-1-1-19/35
勝率17.1% 単勝回収率522%
連対率28.6%
複勝率40% 複勝回収率155%
【該当馬】
⑭インダストリア
3走前
ダービー卿チャレンジトロフィー(中山芝1600m:G3)
1着
⑧グレナディアガーズ
11走前
朝日杯FS(阪神芝1600m:G1)
1着
調教傾向
★調教ランク判定【S/B】該当馬
3-2-2-0-2-12/21
勝率14.3% 単勝回収率57%
連対率23.8%
複勝率33.3% 複勝回収率177%
【該当馬】
⑫ルージュスティリア
血統傾向
★サンデーサイレンス系とグレイソヴリン系の血を併せ持つ馬
2-1-2-2-0-11/18
勝率11.1% 単勝回収率912%
連対率16.7%
複勝率27.8% 複勝回収率187%
【該当馬】
⑨アヴェラーレ
父の母父サンデーサイレンス
(米国型Halo系)
父の母母父トニービン
(欧州型グレイソヴリン系)
⑭インダストリア
母の父ハーツクライ
(中長距離型サンデーサイレンス系)
母の父母父トニービン
(欧州型グレイソヴリン系)
⑮ララクリスティーヌ
父ミッキーアイル
(短距離型ディープインパクト系)
母の父母父クリスタルパレス
(欧州型グレイソヴリン フォルティノ系)
②ルガル
父の母父サンデーサイレンス
(米国型Halo系)父の母母父トニービン
(欧州型グレイソヴリン系)
雑談的見解
父ミッキーアイル
(短距離型ディープインパクト系)
母父タニノギムレット
(欧州型ロベルト系)
母スーパーマダムが芝2000m 1勝馬
3代母エリンバードからは、セントライト記念(中山芝2200m:G2)2着馬で、芝1600mOP勝ちの実績を持つミュゼエイリアンを筆頭にバラエティ豊富な産駒が上級条件でも結果を残しています。
ミッキーアイル×ロベルトの構成は、
ダート中距離6勝で、9月に行われたラジオ日本賞(中山ダ1800m:OP)を勝ったウィリアムバローズ
母系にMillan Mill牝系を引いてるという共通点も。
ウィリアムバローズが高いダート適性を示している様に、この血統構成が醸し出す持続力の高さがダート短距離戦と近しい能力を問われやすい芝1400m戦で非凡の強さを発揮しているかと思います。
なので今のウィリアムバローズも数戦 芝1400mを使ったら良い内容で走れると考えてます。
2週前には栗東CWで自己ベストをマークしている好調振り。
距離短縮は2戦2勝と好条件が多く揃っている今回は期待しています。
アルテミスステークス 《重賞データブログ》
はじめに
☆関東馬
4-5-3-3-6-66/87
勝率4.6% 単勝回収率63%
連対率10.3%
複勝率13.8% 複勝回収率36%
☆関西馬
関西馬が圧倒しているレース。
それ以上でも、それ以下でもないですが、少し掘り下げてみると。
ローテ別傾向
★中1週~中7週の関西馬
3-3-7-1-0-20/34
勝率8.8% 単勝回収率260%
連対率17.6%
複勝率38.2% 複勝回収率167%
【該当馬】
⑧サフィラ 池添学厩舎
中3週
⑤シュシュトディエス 清水久厩舎
中5週
★前走 未勝利勝ちの関西馬
★キャリア2戦×芝1600mと芝1800m 共に馬券内
3-1-2-0-0-2/8
勝率37.5% 単勝回収率501%
連対率50%
複勝率75% 複勝回収率208%
【該当馬】
⑧サフィラ
2走前
新馬戦(新潟芝1600m:牝馬限定)
3着前走
未勝利戦(阪神芝1800m)
1着
④チェルヴィニア
2走前
新馬戦(東京芝1600m:牝馬限定)
2着前走
未勝利戦(新潟芝1800m)
1着
⑥ミエノブラボー
2走前
新馬戦(新潟芝1800m)
3着前走
未勝利戦(中山芝1600m:牝馬限定)
1着
調教傾向
★調教ランク判定【W/E】該当馬
1-2-1-1-0-1/6
勝率16.7% 単勝回収率73%
連対率50%
複勝率66.7% 複勝回収率313%
【該当馬】
③ニシノコマチムスメ⑤シュシュトディエス
⑧サフィラ
血統傾向
好走率という観点から・・・・
★父キングマンボ系
0-4-1-1-0-6/12
連対率33.3%
複勝率41.7% 複勝回収率67%
【該当馬】
⑨スティールブルー
父ルーラーシップ
(欧州型キングカメハメハ)
③ニシノコマチムスメ
父ルーラーシップ
(欧州型キングカメハメハ)
⑥ミエノブラボー
父リオンディーズ
(欧州型キングマンボ系)
⑩ラヴスコール
父ドゥラメンテ
(欧州型キングマンボ系)
推奨しておいて言うのも何ですが、出走機会数が多く、人気馬も多い関係上、回収値が悪いので、私的には・・・・って感じです。
ただ、
ドゥラメンテ産駒 0-2-0-0/2
キングカメハメハ産駒 0-2-0-0/2
といった感じです。
因みに、過去10年で見てますが。
ハーツクライ産駒 1-0-0-7/8
ハービンジャー産駒 0-0-0-5/5
といった感じです。
紐荒れが多いイメージもあるアルテミスSですが、その後、活躍する馬が過小評価で好走しているケースが多く、元々持っていた素質が違っていたって印象。
何が言いたいかというと、今回のメンバー見渡しても血統傾向がどうだとかに当てはめても、何か違うなぁって感じが拭いきれないので。
抜けている馬が2頭程いますから。
雑談的見解
《指数1位》
⑧サフィラ
父ハーツクライ
(中長距離型サンデーサイレンス系)
母父Lomitas
(欧州型ニジンスキー系)
説明不要な家系で、サリオスやサラキアといったホームラン級も出す一方、7頭中6頭がJRA勝ち上がりと優秀な仔を輩出する名牝サロミナを母に持っています。
コントレイルさえいなければ、皐月賞とダービーも勝っていたと思われるサリオスの全妹で、私的には牝馬って事で完成の域に入ったらサリオスより距離は長めの距離でも高いパフォーマンスを発揮出来ると考えています。
ハーツクライの晩年に2~3度花開く成長力は説明不要かと思いますが、ハーツクライ牝馬だと より母父父Niniskiの長距離指向が刺激されると感じています。
オークスに無事出走出来たら勝つ筈です。きっと。
これまでの2戦の内容からも単なる良血馬がこなしてきたレースだったと捉えられがちですが、素質以上の強さも感じられた2戦だったと思います。
初戦は騎手が競馬を覚えさせる事に意識が行き過ぎて直線では進路がない→強引に内ラチ沿いの狭い所→内ラチ接触と馬と騎手の安全面としても危ないシーンがあった中、立て直して再点火した末脚は目を見張る非凡なモノを感じました。
2戦目もスタートの接触で後方追走になりましたが、終わってみれば危なげなく抜け出しての初勝利。
2歳牝馬が2戦共、当たり負けしない精神力を持っているという点は大きな武器で2歳重賞でなら、持っている素質の力より重要になる場合もあると思っています。
調教からも調子は良さそうで、近2走と比べて当週坂路の全体時計が遅いですが、終い重視ってのもあると思いますが長距離輸送を控えてのモノだと思いますので、問題ないと判断しています。
なんでこの馬狙ってんの? シリーズ
《指数3位》
⑥ミエノブラボー
父リオンディーズ
(欧州型キングマンボ系)
母父Rossini
(欧州型ミスプロ系)
母Piper Piperが米国産馬
米G1 アシュランドS(ダ1700m)3着の実績を持つ肌馬
母バンドゥッチの半姉がソルティビッドで、そこからアパパネを輩出、母になったアパパネがラインベック、ジナンボー、アカイトリノムスメといった素質馬を多く輩出した背景を持っています。
母父Rossiniが
仏G2 ロベール・パパン賞(芝1100m)・愛G3 アングレシーS(芝 約1200m)といった違った適性を問われる仏・愛の〝2歳〟スプリント重賞を制しており、2歳時から戦える筋力とスピード、大きく環境が変わっても能力を削がれない精神力の高さを持った馬。
因みに、半兄にスピード血統の父Gone Westを持つElusive Quality
母が今まで輩出した馬 全頭に父キングマンボ系が配されている徹底振りで、同じリオンディーズを付けた全兄2頭がいますが、勝ちあがれておらず。
母父Rossiniの能力遺伝起点の主張が強い印象で、父リオンディーズの背景を意識するよりかは、母父Rossiniのスプリント適性を活かす育成を意識した方が良さそうな印象なので、
持ち時計は平凡ですが流れが締まりやすい芝1600m重賞戦は良いと思いますし、個性的なスプリンターを手掛ける事に定評のある宗像厩舎預託になった事はミエノブラボーに取っては良かったかと思います。
あまりにも高速決着になり過ぎるのも不安ですが、近2走から感じる、レースセンスも操縦性も高そうなのは安心材料。
序盤の追走力がなく、今回も後ろからになりそうで、人気馬達と比べると瞬発力への不安は拭いきれませんが、ゴリゴリにやり合う消耗戦になった際には、突っ込んでこれる
耐久性の高さはあるので、紛れが起きて欲しいですね。
宗像厩舎×丸田騎手×差し馬っていえばナランフレグが思い出されます。
菊花賞 《重賞データブログ》
ローテ別傾向
★神戸新聞杯で上がり3ハロン1~2位の末脚を使った馬
8-5-1-0-1-2/17
勝利率47.1% 単勝回収率151%
連対率76.5%
複勝率82.4% 複勝回収率133%
どこでも取り上げられそうなネタにはなりそうですが、破壊力あるのでウチでも推奨しておきます。
特に後半3ハロン勝負になりやすい神戸新聞杯。
その瞬発力(神戸新聞杯 上がり上位)の質がリンクしやすいのが菊花賞だと私的には捉えています。
イメージ的には外回りや直線の長い芝マイル戦でも通用する瞬発力といいますか。
★芝で5連対以上(内、3勝以上条件)
5-4-4-2-2-17/34
勝率14.7% 単勝回収率67%
連対率26.5%
複勝率38.2% 複勝回収率113%
【該当馬】
⑪サトノグランツ
4-1-0-2/7
⑧サヴォーナ
3-3-1-3/10
⑭ソールオリエンス
3-2-0-0/5
〝強い馬が勝つ〟と言われいる菊花賞
強い馬というのを言語化して調べてみたら戦える数字となりました。
当然、これだけの実績を残している馬を対象にしているデータとなりますので、人気馬が該当しやすくなりますが、そこそこな人気薄の馬も好走しています。
☆芝で5連対以上×単勝オッズ10倍以上
1-4-2-1-1-13/22
単勝回収率60%
複勝回収率137%
8番人気24.7倍 サトノルークス2着
10番人気31.7倍 ユーキャンスマイル3着
9番人気24.9倍 レインボーライン2着
7番人気19.6倍 ゴールドアクター3着
も数字に含まれてます。
上述した4頭の菊花賞以降の実績を見ても(サトノルークスは除くw)
重賞を複数勝利(G1馬が2頭)した馬達が該当していて人気の盲点となっていました。
この点からも〝強い馬〟というのを推し量る上で大きく間違っていないデータかと思っています。
★2歳12月以降デビュー or 明け3歳以降に初勝利した馬
(ノーザンファーム&社台ファーム生産馬〝以外〟)
3-2-4-1-3-21/34
勝率8.8% 単勝回収率127%
連対率14.7%
複勝率26.5% 複勝回収率135%
【該当馬】
⑬ナイトインロンドン 坂東牧場生産
22年12月17日デビュー4走前
未勝利戦(東京芝2400m)
1着
⑩マイネルラウレア ビッグレッドファーム生産
22年12月18日デビュー
⑥リビアングラス ノースヒルズ生産
23年3月11日デビュー4走前
未勝利戦(中京芝2000m)
1着
オカルト臭はするデータですが。
個人的に大手生産牧場の死角を探して不安視するデータとして活用していましたが、今年はこれに該当する大手生産牧場の出走馬は不在。
ならば、逆手に取ってみたらどうなのか?という発想から調べてみたら、期待値優秀なデータだったので推奨しておきます。
調教傾向
★栗東CW 5ハロン66秒台
2-3-3-1-0-20/29
勝率6.9% 単勝回収率30%
連対率17.2%
複勝率27.6% 複勝回収率125%
【該当馬】
⑫ハーツコンチェルト
栗東CW 10/12
5ハロン 66.6秒
3ハロン 36.8秒
ラップ 14.1-11.3-11.4
⑯ショウナンバシット
栗東CW 10/12
5ハロン 66.1秒
3ハロン 36.9秒
ラップ 13.5-11.8-11.6栗東CW 10/18
5ハロン 66.5秒
3ハロン 36.3秒
ラップ 13.1-11.6-11.6
血統傾向
改修前の数年は、勝てない勝てないと言われていたディープインパクト産駒の勢いが爆上がりで、16年~20年の間で4勝を挙げる活躍を見せていました。
新しくなった京都競馬場の芝2000m以上のレースでもディープインパクトの血が頑張っていて、
ディープインパクト産駒
5-2-1-13/21
キズナ産駒
4-1-4-12/21
シルバーステート産駒
1-1-0-3/5
サトノダイヤモンド産駒は特に優秀で3-1-0-1/5と5頭全て違う馬で記録した成績、且つ、ディープインパクト系の中で唯一、単複回収率が100%を超えてます。
菊花賞に話を戻して。
改修前、改修後も芝3000mとして捉えると短距離気質×中距離気質といったメリハリある配合が向いていると思います。
改修前の最後に行われた菊花賞で三冠馬となったコントレイルも、ディープ×Unbridled's Song×Tiznowといった様に中距離気質×短距離気質の構成。
18年に7番人気で勝ったフィエールマンもディープに個性あるスピード力を伝えるプリンスリーギフトを内包。
分かりやすい所でいえば、15年に優勝したキタサンブラックなんかもブラックタイドに母父がプリンスリーギフト系のサクラバクシンオー
他では、3角頂上から下って加速、その勢いのまま4角を回るといった作業が得意だと
私的に思っているニジンスキーの血なんかも評価したいと考えています。
スペシャルウィークの血なんかが良いかなぁって、特に。
新しい京都競馬場の芝で、ディープインパクトの血と並ぶ活躍を見せているのが、ロベルト系。
これらを中心に血統としては評価をしていきたいと思います。
雑談的見解
①トップナイフ
父デクラレーションオブウォー
(米国型ダンチヒ系)
母父スピニングワールド
(米国型ヌレイエフ系)
血統の話は前回の札幌記念で1位評価した時に結構書いた気がするので割愛。
距離どうなのって点は、私的にデクラレーションオブウォー産駒はもっともっと長距離戦に出るべき種馬だと思ってますし、
豪のマラソンレース メルボルンカップ(芝3200m:G1)を制したヴァウアンドディクレアを輩出しているので、少なからずですが血の裏付けはあります。
Blushing Groom 4×4インブリードも未知の距離にも負けない前向きさは補完されていると考えてます。
トップナイフもキャリア7戦で2歳G1 ホープフルS(芝2000m)を逃げて2着に好走したり、
皐月賞 最後方から上がり2位の末脚で7着だったり、
通常以上にG1レースの様相が濃かった札幌記念を2角過ぎから進出して2着に入ったりと字面だけだと何でも出来ていそうな馬がこの枠に入ったのは相当な追い風だと思います。
繰り返しますが、ハイレベル過ぎる札幌記念で見せた機動力は今回でも武器になると思います。
さすがに後ろ過ぎる追走は嫌ですが、この騎手が乗る馬を上位評価するのであれば、それも込みというか、覚悟しての評価なので仕方ありませんw
⑪サトノグランツ
父サトノダイヤモンド
(Halo主張型ディープインパクト系)
母父Oratorio
(欧州型ダンチヒ デインヒル系)
母チェリーコレクトが、
伊G2 イタリアオークス(芝2200m)勝ち馬で、日本に輸入され本馬やワーケアを含む6頭を輩出、全頭が2勝以上、ディープインパクト系の種馬を付けた4頭が4勝以上しているという驚愕な繁殖実績を積んでいる肌馬
この牝系自体が欧州G1馬を複数輩出している名門でもあります。
サトノダイヤモンド産駒が母系引き出し型の傾向が強く、Halo多重持ちの影響もあってか、短距離戦から中距離戦までキャラ立ったタイプが多い印象でクセ者系種牡馬って印象を持ってます。
現状で話すと、距離短縮戦を好む傾向で大幅な距離延長に関しては母系からスタミナや底力の供給を可能とする血流が必要になってくるかと思います。
重賞で馬券内好走したサトノダイヤモンド産駒は現在3頭で(本馬を含む)、血の共通点で言えばニジンスキーの血を持っているという点。
シンリョクカ(G1阪神JF 2着馬)と共通しているのは、ニジンスキー系のCaerleonを内包しているという点。
サトノグランツで見ていけば、
サトノダイヤモンド×Danzig 5×4インブリードと底力系の前進気勢が強化された印象がありつつも、父譲りの先行抜け出し瞬発力の鋭さも継いでいる印象で。
またニジンスキー系の母の母父父Niniski(ニニスキ)が とにかく底力とスタミナ豊富なマラソンランナー。
そのスタミナを伝える能力も高く、欧州長距離重賞馬を多数輩出していますし、分かりやすい例で言えば、
重馬場の府中牝馬S(G2 芝1800m)をブッチ切って勝った後、エリザベス女王杯→有馬記念を連続2着に好走したサラキアも
ディープインパクト×Niniski(母の母父)×Danehill系(母の母父)と
サトノグランツと近似配合で、サラキアも距離延長を得意としていた馬でした。
牝系からの推測ですが、成長力の奥行きが深く完成はまだ先だと思いますし、底力(勝負根性)を増強している面が現状では良い意味でも悪い意味でも溢れていて、それが表れているのが前走の 内で我慢に我慢をさせて直線では馬群を割って伸びてきたあの内容。
溜めればラストの伸びに繋がる、だけじゃなく、溜めればラストのド根性と伸びに繋がるのがサトノグランツ
ダービーが分かりやすい例で、外枠発走→直線も外進路の他馬が周囲に少ない状況。
一応、上がり2位の末脚は使ってますが、道中の追走の雰囲気も中々進んでいかなかった様に映りました。
差し傾向の強い菊花賞というのは合ってると思いますし、当日の馬場傾向を見ないと何とも言えませんが、先週は内が伸びない馬場だったので、他馬が直線内を空けてスパートするなら、その空いた内を突くのも悪くはないと思ってます。
血の裏付けから芝3000m不安解消の仮説も立てられる配合ですし、内でド根性を溜めて溜めて直線、底力勝負で他馬を圧倒して欲しいですね。
⑬ナイトインロンドン
父グレーターロンドン
(中距離特化型ディープインパクト系)
母父メジロマックイーン
(欧州型マイバブー系)
母は地方で何か頑張ってたであろう成績を残してた馬。
半姉に中山牝馬S 2着、マーメイドS 3着と牝馬重賞好走歴のあるリュヌルージュ
とにかく一族を語るより、母父メジロマックイーンのスタミナと底力をより濃く継いだ本馬
これから書く事を調べるの面倒なんであれですが、菊花賞でAlydar ~ カコイーシーズのラインを内包する馬の好走が割りかと目立っていた記憶が片隅にあって。
芝1600m辺りがベストパフォーマーなタイプが多いグレーターロンドン産駒で距離延長が大得意。
記述した様に、底力とスタミナのメジロマックイーンにAlydarと底力一辺倒になりがちな重厚な所に、僅かながらも軽さを足すスピード持続力のボールドルーラーを秘めている母系構成。
菊花賞の血統テーマでもある、短距離×長距離のメリハリ配合。
前走の神戸新聞杯では、最上位評価をした馬ですが見立てが甘く、11着敗退。
大敗理由はレコードが出る程の直線スピード勝負の後傾ラップ決着。
ダービー1~2着馬の再戦が注目されていますが、あの2頭もどちらかというと、斬れ味勝負といういうより耐久力勝負向きの馬で、この2頭の展開になるなら芝3000mという要素も加わって、ナイトインロンドンの台頭があっても不思議ではないと思います。
実際、タイムが遅い=レベルが低い なんて見た目でしか判断出来ないのは馬鹿らしいと思っている私ですが、ダービーの3週間後に行われ、ナイトインロンドンが勝った1勝クラス(東京芝2400m)の2分24秒8の勝ち時計は、ダービーの2分25秒2を0.4秒 上回ってます。
何回も言いますが、状況や条件、展開によって走破時計の質なんてガラリと変わるのでアテにはしてませんがロングラン開催のラスト1週前の馬場と考えると、その価値は捨てたモノではないと思います。
ただ、菊花賞に向く〝軽い瞬発力〟という能力にやや欠けている印象を私的に持っているので、ここまでの評価しか出来ないなぁと思っております。
②ウインオーディン
父エピファネイア
(欧州型ロベルト系)
母父フジキセキ
(Millan Mill型サンデーサイレンス系)
母ピエナビーナスが、通算5勝の内、4勝が芝1200m戦、残り1勝がクイーンS(札幌芝1800m:G3)の重賞を制しており、距離の長短による能力低下を見せないタイプでした。
エピファネイア×フジキセキって、特筆する程の成功例はまだ出していませんが、距離延長時に、勝つか惨敗かって感じで、その勝つ馬ってのが人気薄ってパターンが目立ってます。
今年は皐月賞→ダービーと同じ関東馬が1~2着を独占しているので、この2頭を中心に回っている印象も強いですが、私的には世代レベルは拮抗していると考えています。
関西馬が強い菊花賞ですが、今年はそのアビリティは発動しないと決め付けているので、
東でも西でも京都の3~4角にかけてのクセ者コースを攻略しそうな配合馬を評価しました。
ウインオーディンも、その代表例。
同門のニジンスキー系であるマルゼンスキーとCaerleonといったパワー型の機動力ある血を内包していて。
父エピファネイア(菊花賞馬)
父の母父スペシャルウィーク(菊花賞2着馬)
母父フジキセキ(4戦4勝引退、幻のダービー馬と呼ばれた馬)
といったクラシックに強い血を固めているのも好印象。
機動力という点では2走前の阿賀野川特別(新潟芝2200m:2勝クラス)2着時の内容。
2角12番手から捲っていって4角3番手→2着とスタミナと機動力がないと出来ない芸当で、逃げて勝った馬より遥かに得るものが多かった1戦。
こういった内容が菊花賞に繋がりやすいと思ってますし、少し不安だった折り合い面も前走6着時には解消されている様に映ったので、上位評価しました。
切ります今回
⑭ソールオリエンス
前もって言っておきますが、データや血統の垣根を超えてくる天才肌の馬です。
知ってます。
母スキアが
仏G3 フィユドレール賞(芝2100m)勝ち馬。
母父Motivatorは、ここ数年で日本でも一気にブレイクした血でタイトルホルダーの母父としても有名。
細かくみていくと、ドバイターフを2年連続好走した半兄ヴァンドギャルドやらがいる背景ですが、全体的な評価をすると、中距離もこなすマイラー気質だと私的には判断しています。
ただ、菊花賞ではピリっとしたスパイスになるプリンスリーギフトの血を内包する父系に、Blushing Groom×Danehillと底力を高く強化している点は好印象。
ただそれでも京都で行われる菊花賞としては、軽さ不足で重厚過ぎる配合馬。
阪神開催の菊花賞なら高く評価した血統で、今回の人気馬の中では一番いらないなぁと思う馬。
物語ってるのが、重馬場皐月賞の大外差込み。
ハイペース、重馬場の耐久力勝負が嵌った印象。
ダービーもナイトインロンドンの見解で言ってますが、今年は高速瞬発力戦にはならず、
走破時計の遅さに恵まれた中での2着なので、キャリア3戦でG1制覇とか派手な勝ち方が煙幕になってデータやら血統やら何もかも跳ね返す天才肌な印象がついてますが、細かく見てみると、時計面で胸張れるのは前走位かと。
その前走の2着が物足りないとかは全く思ってませんが、道中では折り合いに専念して、直線一気の後傾ラップ戦。
折り合いに専念出来やすい前哨戦だから良かったものの、本番では、折り合いばかりに専念しにくいですし
〝3角下ったスピードそのまま4角回る〟
この作業が本馬に取って最大の解消出来ていない悪癖、
《加速して回ると外に派手に膨れる》アビリティが発動すると思います。
これで2馬身程度はロスになるでしょうし、このアビリティを意識した控え目なコーナリングを意識しても1~2馬身はロスになりそうなので、
「凄い末脚だけど脚余したよね」
状態に高確率でなりそうだと考えてます。
アビリティが発動しなければ間違いなく上位には来ると思っているので、発動するかしないかの2択、しない方に賭けただけです、要は。
馬以外の不安要素が、京都&阪神では、田口貫太騎手の方が数倍上手いんじゃないかと
思える横山武騎手。
同じキタサンブラック産駒という事でソールオリエンスの実験台にしたのか、今年の差す競馬レベルアップを実戦したのか、一生に一度しかない秋華賞という舞台で競馬を覚えさせる為なのかは知りませんが、チャンスがそれなりにあったヒップホップソウルを最後方追走、直線では外伸び馬場を感じてか、大外をブン回したロスの塊騎乗だった秋華賞。
よく分からない所で号泣したり怒ったりする不安定さもありますし、土曜日のナミュールもモレイラ騎手に乗り替わってあっさり重賞制覇されたので、ダメージあるでしょうね、気持ち的に脆そうなので。
そういった揺れ動いている感情の中、京都&阪神の苦手意識は簡単に取れないでしょうね。
⑦タスティエーラ
めちゃくちゃ悩みましたが。切りました。
調教も良かったんです。
別にダービーから直行ローテが皆無とか何とかなんて気にして切った訳でもなくて。
器用な馬で底力もスピードも水準以上のモノが備わっているのも分かってはいますが、京都芝3000mでは使える脚も一瞬ですし、このレベルのクラスまできたら小回りでこそ発揮出来る能力の持ち主だと思っていますので・・・・。
そういった不安材料がある中で、不利に成り得る直行ローテの人気馬は、私のスタイルとしては、大きな割引材料になるといった理由です。
富士ステークス 《重賞データブログ》
ローテ別傾向
★近5走 全て芝1600mローテ 且つ、2連対以上
(非重賞は勝利条件
例:OPクラス1勝&重賞2着はOK OPクラス2着2回はNG)4-2-1-1-1-4/13
勝率30.8% 単勝回収率118%
連対率46.2%
複勝率53.8% 複勝回収率94%
【該当馬】
⑤ジャスティンスカイ
近5走 芝1600m戦(内、3勝)
東京芝1600mの傾向が、中距離型の瞬発力が問われるケースも多いコース
そんな中、毎年の様に感じてた事がマイルのスペシャリストというか、1400mや芝1800mでも微妙で芝1600mなら良い走りをする様なタイプが走ってるなぁと頭によぎって調べてみた所、戦える数字でした。
ややオカルト臭はしますが、そこまで非論理的なデータでもないと思ってます。
近5走 全て芝1600mローテでも一応4-2-2-1-2-14/25と勝率・複勝率も優秀な方ですが、
とこの辺りが問題。
単複を買うなら推奨しませんが、連系の軸や軸馬の相手筆頭候補としては問題ないかと思います。
②マテンロウオリオンが該当します。
調教傾向
★調教ランク判定【S/B】該当馬
3-1-3-1-0-5/13
勝率23.1% 単勝回収率107%
連対率30.8%
複勝率53.8% 複勝回収率245%
【該当馬】
⑧タイムトゥヘヴン⑫ステラヴェローチェ
★調教ランク判定【W/E】該当馬
2-3-0-0-1-7/13
勝率15.4% 単勝回収率106%
連対率38.5%
複勝率38.5% 複勝回収率136%
【該当馬】
①ユニコーンライオン
血統傾向
★ダンシングブレーヴ内包馬 or リファールの血を複数持つ馬
0-1-4-2-0-9/16
連対率6.3%
複勝率31.3% 複勝回収率175%
母の母母父ダンシングブレーヴ
(欧州型リファール系)
素質が如何なく発揮されやすい舞台と言われている東京芝1600m
高速馬場も踏まえ、日本の主要条件でもある芝1600m戦に強い血となるとサンデー系、中でもディープインパクトは外せず。
今回の富士Sの過去10年のデータを見ても、ディープインパクト産駒の複勝率は50%に迫るもの。
そのディープインパクトには漏れなくAlzao(リファール系)の血が付いてくる影響もあって、リファールの血を保持する馬という条件でデータを取ってみても
7-7-6-4-4-34/62
単勝回収率60%
複勝回収率110%
といった様に、良い成績ですが該当馬が増えますし、今年の出走馬で該当するのが13頭中8頭と多くなります。
読み物としても分かりやすくする為に、条件を追加して絞ってみたのが今回の血統データとなります。
ダンシングブレーヴの血だけを取り上げるのであれば、ナミュール1頭という事になりますが、血統に造詣が深い方からしたら間違った解釈をしているかもしれませんが、私的にダンシングブレーヴはリファール系の中でも能力遺伝の主張が強い血だと考えていまして。
そういった意味でもリファールの血を複数持つといったデータも含ませて頂きました。
自然の起伏をそのまま競馬場にした底力が問われる馬場で伸びる欧州マイラーと私的に捉えている血脈です。
雑談的見解
⑤ジャスティンスカイ
父キタサンブラック
(欧州型サンデーサイレンス系)
母父Numerous
(米国型ミスプロ系)
母父Numerousが米国産馬で、
米G3 ダービートライアル(ダート1800m)勝ち馬
産駒にはアルゼンチンG1 金杯大賞(芝2400m)勝ち馬を輩出しています。
また、仏マイルG1勝ち馬のジェイドロバリーの全弟にあたる良血で、2017年のヴィクトリアマイル(東京芝1600m:G1)勝ち馬のアドマイヤリードの母父でもあります。
全くの別物ですが、ステイゴールド産駒もキタサンブラック産駒も自然のアップダウンをそのままコースにした地力の問われやすいフランス競馬で伸びる様なスピード性質を持ってると考えているので、ジャスティンスカイがマイル中距離戦を高いパフォーマンスを発揮しているのは合点がいくと勝手に思ってます。
キタサンブラックに米国型ミスプロの肌馬の掛け合わせは、芝1800m以下、特に芝1600m以下の舞台に強い産駒が多く出ています。
☆キタサンブラック×米国型ミスプロ×東京芝1400m~1600m
ここ2戦が着順としても不完全燃焼な結果が続いていますが実績としても、牝系としても中距離気質の感もありマイル戦の時計の限界があって、1分31秒台に対応する力はまだ付き切っていないモノと仮定すれば、この2戦の高速時計決着は致し方なしとしても良いのでは?と思ってます。
今回のメンバー見ても、31秒台高速決着にはならなさそうでいつもの通り走れば何とかなると踏んでいます。
⑫ステラヴェローチェ
父バゴ
(欧州型Blushing Groom系)
母父ディープインパクト
(中長距離型サンデーサイレンス系)
母は未勝利馬。
伯父には中山芝1600mで行われていた時代のG1 朝日杯フューチュリティS 勝ち馬のゴスホークケンがいます。
凱旋門賞馬のバゴ産駒。
個性豊かな産駒が多いなぁというのが私的な感想で、芝1200mで爆発的なスピードを発揮した馬がいると思えば、主流距離の芝2000mで強敵相手にも怯まず、競り落としたりする馬もいて、距離適性や芝ダート適性も様々なタイプを輩出する種馬。
ステラヴェローチェがどうなのか、というと距離融通性も高く、クッション値の低い所から高い所まで上がり上位の末脚を発揮して対応する馬場不問なタイプ
この辺りがBlushing Groomから良質な前進気勢を汲む血の偉大さだと思います。
2歳時以来の芝1600m戦ですが、そこは全く不安材料にはならないと断言しておきます。
逆に現状の成長力だったらバチコーンな可能性まであると思ってます。
最大のポイントは、約1年7ヶ月振りの休み明けという点。
〝気〟で能力を割増しするBlushing Groom系の特徴がありますし、
Halo 5×4
Busted 5×5
この辺りが更に気力を割りましてくれると私的に感じているインブリードを秘めていますので、逆にこれだけの実績&良血馬が、長期休養明けと言う点で過少評価された9番人気辺りで買えるお得感という事をプラスに考えて評価します。
調教でも好調時と遜色ない内容で動けてますし、レース勘の不安も却ってこの大外枠は良かったまであると判断しています。
その他の馬達
①ユニコーンライオン
久々のマイルの速い流れで逃げれるかが鍵ですが、単騎逃げな展開になってくれるなら、久々のマイル戦で爆発してくれそうな印象です。
今まで一番良かったんじゃないの的な内容を栗東CWで計測してきたのも好印象。
②マテンロウオリオン
横山典騎手じゃないのが残念ですし、先約とかの関係があるかもですが、田辺騎手を配してきたという事は、前掛かりな追走位置での競馬になりそう。
東京マイルなら崩れないかと。
⑧タイムトゥヘヴン
注目調教に該当したっていう点が一番の評価ポイントです。
ただ、ウッド調教がメインだった馬が新しい美浦坂路で52.6秒という秀逸な数字を叩いてきまして。
終いも急勾配のNew美浦坂路で13.0-13.0なら、全体時計と照らしても秀逸かと。
この辺りがブリンカーの影響が大きいと思うので、レースでも初ブリンカーとパターン変えて良時計の調教が繋がりそうだと期待しています。
アドマイヤベガ×ノーザンテーストといった母系構成も今の東京芝1600mでも優遇されそうで。
⑥ナミュール
本当は1円もいらないなぁって判断をしたかったんですが、リファールのクロスにフレンチデピュティといった、現状の馬場にフィットしそうな配合なので・・・・・。
ここは叩き台って馬も多いと感じていますが、ナミュールなんかはモロに伝わってくる調教内容でしたし。
休み明け走るってブランディングが3歳時に染み付いているし、モレイラさんだしって事で人気集めてるんでしょうけど。
ここ2戦、騎手が馬のダメージ残る競馬ばかりしているのが続いていて、その精神的ショックが回復しているのかって点がポイントですが、私的には回復していないと判断しました、調教から。
モレイラさんも来日初日のレースは微妙な結果も多い騎手だし。
秋華賞 重賞データブログ
はじめに
こんな事を言ったら元も子も無いかもしれませんが、リバティアイランドの三冠は限りなく達成可能だと感じてはいます。
ただ、私共の様な人気馬の隙をついて紛れを起こす人気薄の馬を狙う、いわゆる《穴党》と分類される身としては、馬券を購入すると決めたなら、多くの敵を生みそうですが、リバティアイランドの三冠は見たくないんです。
結果から言いますけど、それでもリバティアイランド絡みの馬券は購入するので、凡走はして欲しくないですが(しないと思ってますが)、出来れば自分の軸馬がちゃんと来て、リバティアイランドには2~3着であって欲しいと考えてます。
私見ですが、リバティアイランドの2~3着の可能性もある馬券を買いながら、三冠馬の誕生を楽しみにしています!って言う人は、エンジョイ勢以外はアホだと思いますw
リバティアイランド絡みの馬券を買うとなったら、正直、コナコーストとかマスクトディーヴァとかヒップホップソウルとか買ってられないんです。
勿論、馬券の買い方では充分に期待値取れるラインもありますが、上述した3頭に〝今回は〟馬券に入れる程の〝大きな〟材料を見出せなかったって点があったので、買いません。
そういう点を踏まえつつ、読んで頂けると〝それでこういう予想になったんだね〟って1mm位は理解して頂けるかと思いますw
ローテ別傾向
★前走 芝2000m戦で鈍足型上がり上位の末脚を使った馬
(上がり1~3位、34.0秒以上)
2-1-1-0-1-8/13
勝率15.4% 単勝回収率126%
連対率23.1%
複勝率30.8% 複勝回収率119%
【該当馬】
⑯ピピオラ
前走
西海賞(小倉芝2000m:2勝クラス)
1着 上がり3ハロン35.9秒(3位)
⑧モリアーナ
前走
紫苑S(中山芝2000m:G2)
1着 上がり3ハロン34.3秒(1位)
★春実績馬(3月~6月内で100%連対実績)
3-4-1-2-0-7/17
勝率17.6% 単勝回収率33%
連対率41.2%
複勝率47.1% 複勝回収率98%
【該当馬】
⑩グランベルナデット
2走前
忘れな草賞(阪神芝2000m:リステッド)
1着
⑰ソレイユヴィータ
3走前
ひめさゆり賞(福島芝2000m:1勝クラス)
1着
⑥リバティアイランド
2走前
桜花賞(阪神芝1600m:G1)
1着
前走
オークス(東京芝2400m:G1)
1着
リバティアイランド以外の該当馬2頭は指定した期間に1戦しかしていないので微妙な所ですが。
桜花賞・オークス、またはそのレースのトライアル戦といった格式あるとか言われがちなレースだけではなく、とにかく春実績で連対を外さなかった馬の期待値が優秀だったという事です。
対象期間に1戦しか使わなかった場合でもこの成績に加わってる馬も数頭いたので、そのまま推奨しておきます。
4-2-1-1-0-8/16
勝率25% 単勝回収率99%
連対率37.5%
複勝率43.8% 複勝回収率95%
【該当馬】
④コナコースト
2走前
桜花賞(阪神芝1600m:G1)
2着(0.2秒差)
個人的にはマイル寄りの瞬発力が問われやすいと感じている京都開催の秋華賞。
ちょっとズレてるかもしれませんが、過去10年間で、桜花賞→オークス→秋華賞と牝馬三冠レース皆勤賞の馬の成績が芳しくなく、馬券内を記録したのは、全頭、桜花賞・オークス共に3着内好走実績を持っている馬のみでした。
そういった中、桜花賞好走馬って所を抜き出したこのデータの成績が良いって事は、3歳世代牝馬の頂点マイラーを決める資質がリンクしていると言って良いんじゃないかなぁと捉えてます。
調教傾向
調教ランク判定【W/D】該当馬
2-2-3-0-1-8/16
勝率12.5% 単勝回収率51%
連対率25%
複勝率43.8% 複勝回収率258%
【該当馬】
⑤ドゥーラ⑨ミシシッピテソーロ
⑭コンクシェル
血統傾向
期待値等は置いておき、改修前の京都開催秋華賞の時代は、ディープインパクト全盛の時代で
この秋華賞も例に漏れず、多数の産駒が出走し、好走馬も多い。
秋華賞の過去○○年のデータで見てしまうと、ディープインパクト産駒に数を奪われてしまい、あんまり意味がないと判断しました。
どこでも言われている事だと思いますが、阪神芝2000m内回り同様に、独特の適性を
求められる京都芝2000m内回り。
3角付近の坂頂上から下り坂を利用してのスパートといった持久力が問われやすくなるコース形態。
欧州指向の血脈が合うかと思います。
改修後の京都芝の血統傾向を見ても、芝1200mOPクラスのレースでドゥラメンテ産駒が2着2回とか、距離問わず母父サドラーズウェルズ系の好走馬多数とか、底力系の血流の活躍が見られます。
個人的には、Danehillの前進気勢高めの機動力や加速しながら回るコーナリング性能の高さが特徴の1つ、ニジンスキー系 等の血を持つ馬が この秋華賞にも合うと考えてます。
若干、気になっている血流を。
★Razyana牝系の血を汲む馬
1-1-1-2-0-4/9
勝率11.1% 単勝回収率70%
連対率22.2%
複勝率33.3% 複勝回収率85%
【該当馬】
⑱エミュー
父の父父母Razyana
(父His Majesty:欧州型リボー系)
⑯ピピオラ
母の母父母父の父父母Razyana
(父His Majesty:欧州型リボー系)
⑨ミシシッピテソーロ
母の母父母父の父父母Razyana
(父His Majesty:欧州型リボー系)
Danehillの母。
牝系主義ではないですが、色々と検証を進めてる時に目に付いてきたり、今年の京都芝データを纏める際にも目に付いてきた血。
前進気勢の底上げと、血の化学反応さえ噛み合えば爆発的なスピードを産む血流で、代表例として、最近活躍した馬で言うと地方交流重賞を2秒差付けて大楽勝したレモンポップもこの牝系。
3角から下りながら加速するスピード値が求められる京都芝でも少なからずこの血流が貢献していると考えています。
雑談的見解
⑧モリアーナ
父エピファネイア
(欧州型ロベルト系)
母父ダイワメジャー
(ノーザンテースト型サンデーサイレンス系)
母ガルデルスリールは、小倉芝1800mと新潟芝1600mで挙げた2勝のみで、好走はするものの詰めの甘い内容が多かったタイプ
繁殖に上がって、上の2頭は勝ち上がりを決めており1歳下、2歳馬の半弟も新馬戦2着と勝ち上がりのチャンスも近い様に、繁殖牝馬としては成功の道を着々と歩んでいます。
血統を細かく見ていくと、母系も豪華で主はマイラー気質に上振れてる牝系だとは思いますが。
3代母Bella Vitessaがディープインパクトの祖母であるウインドインハーヘアの半妹。
そのBella Vitessaの父の父Thatchがヌレイエフの母で、サドラーズウェルズの祖母にあたる名牝Special
その名牝Specialの半弟Thatchが英愛リーディングブルードメアサイアーに輝いている欧州マイラーで、
モリアーナがマイル戦で見せていた内容は、この血から供給されている印象を受けてます。
前走は強かったですね。
withkeibaとしては、芝2000mならギリギリ持ちそうだけど、直線急坂の中山芝2000mなら厳しいと判断して軽視した馬でした。
同じ末脚を披露出来るかどうかは正直分かりませんが、直線平坦コースの方がよりモリアーナが持つ血統の能力が際立つと考えていますし、NHKマイルCから横山典騎手が乗り替わり、差す競馬に方向転換、夏を越した秋緒戦で距離延長を提言したのも横山典騎手。
前走の見た目派手さと横山典騎手のスタイルが相まって上手く嵌ったし、同じ競馬が通用するのは厳しいでしょうって声も多いですが、そもそも横山典騎手が乗ってからテーマを持ってここまで歩んできた計画性ある物語だと思ってます。
なので今回も確実に後ろからでしょうね。
差し競馬でもリバティアイランドにも負けない自信を持ってると思います。
⑥リバティアイランド
怪物牝馬って事はもうご存知でしょう。
私ごときが述べる必要がない馬だと思います。
⑯ピピオラ
父モーリス
(欧州型ロベルト系)
母父ダンスインザダーク
(ニジンスキー型サンデーサイレンス系)
母も祖母も未勝利馬。
半兄スワーヴエドワードが(父エイシンフラッシュ)東京芝1800m新馬勝ち後、勝ち上がれず障害転向、1勝を挙げて引退。
近親には、オークスで別格の末脚を披露して3着だったアドマイヤミヤビや、古馬になってイマイチな感じですが、東京スポーツ杯2歳Sではイクイノックスの2着だったアサヒ等々を輩出している牝系。
リニューアル後の京都芝で距離問わず、大活躍しているのがモーリス産駒。
5-4-6-1-2-17/35
勝率14.3% 単勝回収率110%
連対率25.7%
複勝率42.9% 複勝回収率242%
人気馬から人気薄まで万遍無く好走しており、特に。
単勝オッズ15倍以上
1-2-3-0-1-12/19
勝率5.3% 単勝回収率98%
連対率15.8%
複勝率31.6% 複勝回収率344%
上記の様に、とても秀逸な数字を残しています。
☆父ロベルト系×母父ディープインパクト系(逆も)の京都芝1800m~芝2000m
2-3-2-0-1-4/12
勝率16.7% 単勝回収率99%
連対率41.7%
複勝率58.3% 複勝回収率296%
「ねぇ~、ピピオラの母父ってダンスインザダークやん」
って声が聞こえてきそうですが、その通りです。
母の母ライクザウインドがディープインパクトの2コ上の姉ちゃんなんで、ほぼディープインパクトですw
馬を買うのは別ですが、血統から予想する事はそこまでキチっと型に当てはめなくても良いと思ってます。
ディープインパクトは瞬発力型だから、道悪馬場やダートでは走らないとか決め付けるのは早計って考え方と同じで。
京都芝中距離で母系にDanehill持ちも、そこそこ走ってますし。
戦歴見ても。
初勝利→京都芝1600m内回りを先行抜け出し決着濃厚な
展開の中、差し切り。上がり34.5秒 1位
2連勝→誤魔化しが効きにくい東京芝1600mで先行勢の
後ろに付け、直線抜け出し。上がり34.0秒2位
3連勝→東京遠征後の小倉遠征、一気の距離延長
差し有利の展開、3番手抜け出し。上がり35.9秒3位
異なる競馬場で異なる展開での3連勝は、高い素質を持つ証明だと思います。
調教は正直、前走の方が断然良かったですが、血の優位性でも少しリードしていると考えている馬なので何とか頑張ってくれないかなぁと思ってます。
⑭コンクシェル
父キズナ
(北米型ディープインパクト系)
母父Galileo
(欧州型サドラーズウェルズ系)
母ザナは未勝利馬。
全姉2頭が共に3勝馬。
(シンシアウィッシュは現役)
キズナ×Galileoを内包する馬でいえば、
牡馬は、
ゴドルフィンマイル(ダ1600m:G2)と1351ターフスプリント(芝1351m:G3)と芝・ダートの海外重賞を制したバスラットレオン
牝馬は、
コンクシェルの全姉2頭の他、同世代でダート中距離4勝、6戦連続馬券内の成績を残しているキャリックアリード等々がいます。
サドラーズウェルズ系は、とにかく能力遺伝主張が強い系統で、パワーを優先的に伝えていて。
母系の奥を見ても、Machiavellian×Blushing Groomの構成で、私的には軽さは感じない反面、耐久性と前進気勢の高さは重賞でも通用すると考えています。
前走は、不利な点を研究している人には大好物の落鉄していたそうで、2連勝時の先行力と耐久力は影を潜めた結果でしたが、これが落鉄の影響と片付けて良いのかな・・・、かもですね。
ただ、この重厚な配合にも係わらずスピード決着にもきっちり対応している実績も残していて。
3走前の中京芝1600m1分32秒3は、2020年から2023年までの間で、2位に位置付ける走破時計で、クッション値が0.2良かった今年の中京記念の勝ち時計を0.8秒上回っていて。
何回も言いますが、状況や条件によって時計なんてコロコロ変わりますから、全幅の信頼は置いてませんが、それでも一定の能力がないと出せないのも事実なので高速時計決着でも、対応は可能という判断基準にしています。
ただ、現状の成長力では重賞の流れには戸惑って位置取りもスムーズには取れないと思います。
そこでやや体力を使いますし、距離もこのメンバー相手では少し長いと考えてますので、色々と厳しいかなぁと。
なぜ上位評価したかというと、調教で感じた成長力ですね。
1週前
栗東CW 5ハロン63.6秒
3ハロン 35.9秒
2ハロン 23.0秒という秀逸な時計。
一杯に追ったとはいえ、外を回ってのモノなので時計以上に破壊力ある内容だったと思います。
加えて、オカルト色全開でいくなら
☆キズナ牝馬×幸騎手への乗り替わり
6-4-2-2-3-23/40
勝率15% 単勝回収率312%
連対率25%
複勝率30% 複勝回収率122%
これには2年前のエリザベス女王杯で単勝オッズ10番人気で勝ったアカイイトも含まれています。
キャラ立ったキズナ産駒の中でも、乗り味が難しいとされているキズナ牝馬に、乗り替わりでこれだけの成績を残していますし、上記の様なG1で一度も騎乗経験のない乗り替わりで
一発回答する結果を見せた点を単なるオカルトで終わらせるのは勿体ないなぁと。
とはいえ、これを強く扱って評価はしませんが。
逃げなくても問題はないですが、出来れば前受けして耐久力と底力を発揮して欲しい所です。
色々な意味も含まれつつ不安視する馬
②ハーパー
凄い偏見も入っていますし、リバティアイランドの影響もあると思いますが、私的に強いなぁと感じた事はこれまでなくて。
ハーツクライ×Jump Start×Carson City×Dynaformerと直線長いコースで素質溢れるスピード持続力が活きるコース向きだと考えていますので、ここではないなぁって。
この枠も競馬はしにくくなったんじゃないかなぁって感じてます。
エリザベス女王杯に出るなら評価したいイメージ。
⑦マスクトディーヴァ
陣営も騎手も そんな気は無かったと思いますが前走のレコードは圧巻は圧巻でしたが、
今回には必要ないレコードだったかと思います。
反動が出やすい血統構成してますよね。
権利取りだから仕方ないとは思いますが、本番で欲しかった脚力。
重賞データブログ 府中牝馬
ローテ別傾向
★キャリア10戦以内
1-2-3-0-2-6/14
勝率7.1% 単勝回収率57%
連対率21.4%
複勝率42.9% 複勝回収率97%
【該当馬】
②エリカヴィータ 関東馬 4歳
キャリア9戦 前走 芝1800m
⑪シンリョクカ 関東馬 3歳
キャリア4戦 前走 芝2400m
⑥プレサージュリフト 関東馬 4歳
キャリア7戦 前走 芝1600m
⑤ルージュエヴァイユ 関東馬 4歳
キャリア9戦 前走 芝1800m
③ルージュスティリア 関西馬 4歳
キャリア9戦 前走 芝1600m
端的に4歳馬が主役と言い換えても問題は
ないデータだとは思いますが。
要はフレッシュな馬が好走している重賞。
ここからちょっと絞りたいなら
2つのチョイ足し条件を。
☆キャリア10戦以内×前走 芝1800m
1-2-0-0-1-0/4
勝率25% 単勝回収率200%
連対率75%
複勝率75% 複勝回収率132%
☆キャリア10戦以内×関西馬
1-2-2-0-1-4/10
勝率10% 単勝回収率80%
連対率30%
複勝率50% 複勝回収率97%
★前走 関屋記念0.5秒差以内で惜敗した馬
1-3-1-0-0-0/5
勝率20% 単勝回収率176%
連対率80%
複勝率100% 複勝回収率274%
【該当馬】
⑦ディヴィーナ
前走
関屋記念(新潟芝1600m:G3)
2着(0.1秒差)
⑬フィアスプライド
前走
関屋記念(新潟芝1600m:G3)
4着(0.3秒差)
調教傾向
★調教ランク判定【S/B】該当馬
1-3-3-0-0-4/11
勝率9.1% 単勝回収率80%
連対率36.4%
複勝率63.6% 複勝回収率124%
【該当馬】
⑦ディヴィーナ
血統傾向
★Blushing Groomの血を保持する馬
3-3-3-2-2-11/24
勝率12.5% 単勝回収率216%
連対率25%
複勝率37.5% 複勝回収率99%
【該当馬】
⑫イズジョーノキセキ
母の母父父Blushing Groom
(欧州型レッドゴッド系)
⑦ディヴィーナ
母の母母母父Blushing Groom
(欧州型レッドゴッド系)
③ルージュスティリア
母の母父父Blushing Groom
(欧州型レッドゴッド系)
雑談的見解
指数1位
⑪シンリョクカ
父サトノダイヤモンド
(Halo型ディープインパクト系)
母父キングカメハメハ
(欧州型キングマンボ系)
母レイカーラは通算5勝馬、
左回り芝1800m成績が
2-0-2-1/5
単勝回収率72%
複勝回収率114%
(府中牝馬Sは、1回参戦し、
勝ち馬から0.4秒差7着)
繁殖に上がってからシンリョクカを含め、
5頭中(1頭未出走抹消)半姉1頭を除いて
4頭勝ち上がり。
1歳下の全弟も既に勝ち上がり。
このきょうだい×芝1800m成績が
2-1-1-2-0-2/8
単勝回収率105%
複勝回収率87%
この一族の成績で何かを訴えたい訳では
ありませんが、ダブル登録していた
秋華賞ではなく、こちらを選べ!って
願っていた通りになってまずは
1つワクワクしました。
リバティアイランドが強過ぎるって事も勿論大きいですが、
仮に東京芝1800mの舞台が秋華賞だったら、
勝てるまでは言いませんが、肉薄する位の競馬は
出来るんじゃないかと思ってます。
昨年は父か母父キングカメハメハの血を持つ馬が5頭出走して
1~3着を独占しており、
単純ですがその辺りも良い感じです。
レイカーラが能力遺伝主張が強い肌馬だと考えており、
半兄インターミッション(父ディープインパクト)もそうでしたが、
OPクラスでやっていける瞬発力はありますが、ダラダラと
斬れる鈍足型の末脚系なので、その辺りを活かせそうな
舞台と本日のクッション値8.9は結構な追い風じゃないかと
思います。
その辺りがCaerleonの重厚なスピードと
Shirley Heights×サンデー系の構成が
山椒みたいな癖のある斬れ味という
調味料的役割をで底上げしていると考えてます。
調教からも個人的には大きな成長力を感じてまして。
ここまでは、
1週前に南W5ハロン67秒台・当週に南W5ハロン67~68秒台と
いった内容でしたが、
今回は1週前に南W5ハロン64.9秒、3ハロン36.7秒といった
秀逸な時計を叩いてきました。
実績的には格下になる相手に遅れているのが
綺麗な調教を好む人達には良く映ってないのか、
思っている程、人気になっておらず。
初めてだと思いますが、ゴール前で騎乗していた
竹内調教師が強めに追ってました。
遅れたくない考えもあったと思いますが、
併せた相手も調教では結構 速いタイプなので
気にする必要はないと思います。
当然、重賞馬って称号も欲しいとは思いますが、
今後を計画的にローテを組める賞金加算や
舞台適性を知りたい想いも強いと思いますので、
本気で獲りに来たと推測しています。
指数2位
⑦ディヴィーナ
父モーリス
(欧州型ロベルト系)
母父ディープインパクト
(中長距離型サンデーサイレンス系)
母ヴィルシーナを1回り程、スケールダウンさせた現状の馬。
3戦連続好走、2戦連続 マイル重賞2着の実績では
まだまだ足りないと思われているかの様な人気の
集め方ですね。(現在4番人気)
母ヴィルシーナも5戦連続2着という実績もあります。
(ただ内訳がG1 4戦というある意味凄い実績)
ディープインパクトの様なガツンとした大きな成長力を
遂げるタイプではないタイプのモーリス産駒。
母も5歳でヴィクトリアマイル勝利→宝塚記念3着といった
様に、ディヴィーナも今が最終形態までの成長の
階段を登っている途中だと思ってます。
指数3位
⑧ライラック
母ヴィーヴァブーケは、特筆するべき様な実績は
ありませんが、
3歳で勝ち上がり→惨敗→6歳時に馬券内好走
→引退レースになった7歳時のレースでも3着に
好走する晩成型振りを発揮。
勝ち上がり、次走では2冠牝馬を退けて
フェアリーS(中山芝1600m:G3)勝ち馬という
称号も得た馬。
そこから若干、ウダウダしつつも、
昨年のG1エリザベス女王杯では
ウインマリリンと同着の2着。
明け4歳になった3戦は消化不良な成績ですが、
内容が悪かったのは前走のみ。
」
底力もあり、強い相手にもめげない勝負根性も
備わっていますし、元々 寒くなり始める時期から
調子が上がっていくタイプ。
調教からも、その辺りが感じられる時計
でしたので迷わず上位評価。
人気馬見解
⑤ルージュエヴァイユ
今年から瞬発力あるタイプなら、差すスタイルの技術も
習得したいと何処かのメディアで読んだ横山武騎手の
インタビュー
東京芝1800mで差し構えして中団になったら
個人的にはあまり魅力を感じない血統構成をした馬
4~5番手辺りまでなら最有力候補でしょうね。
なので私は差し構えると考えてますので切ります。
⑥プレサージュリフト
強いと思います、この馬。
休み明け適応力も高い一族ですし。
ただ、この休み明けから東京芝1800m戦で人気
しているなら切ってしまえ作戦です。
調教も褒めちぎっている所も多いですが、
withkeibaとしては、
ハービンジャー産駒×長期休養明け、といったコンボで
該当した調教ランク判定【E】は、今の所 馬券内に好走した
馬は皆無(12頭挑戦:1~3番人気3頭該当)なのも消し材料。