エリザベス女王杯《重賞データブログ》- 競馬 無料予想 -
はじめに
エリザベス女王杯の〝雑味〟認定データは、【中10週以上ローテの4歳以上】とします。
一応、過去20年の成績が、
3着3回という数字には、1番人気モズカッチャン、2番人気と3番人気で2年連続3着だった
ミッキークイーンが記録したモノです。
これだけの素質馬が人気を背負って3着と最低限の仕事を果たしたとも取れますが、私的には逆の印象を持ってます。
何故3歳馬を省いたかというと、3歳馬は爆発的な成長を遂げる馬も珍しくない為、データを超えてくるケースも多い為です。
一応、無敗の4連勝でオークスを制し、1番人気で挑んだラヴズオンリーユーも〝3歳〟という以外は このデータに該当して3着に敗れてます。
今回 該当するのが
⑨アートハウス 4歳 中34週
⑩ククナ 5歳 中12週
このデータを背負いながら、下記にて推奨していく注目データに該当してくるなら、大きな加点材料に成り得ます。
個体別傾向
★5月生まれ
1-3-1-1-0-6/12
勝率8.3% 単勝回収率29%
連対率33.3%
複勝率41.7% 複勝回収率108%
【該当馬】
⑦ジェラルディーナ 5月12日生まれ
NEW京都競馬場 芝2200m×5月生まれってデータです。
因みに、NEW京都競馬場 芝2200~2400m×5月生まれに裾野を広げても、
悪くない数字です。
ただ、あくまでもオカルト全開のデータを紹介するコーナーなので遊び心な感じで見て頂ければと思います。
私的には、「ジェラルディーナが該当した! 軸にしよう!」って所まではいかないです。
ローテ別傾向
★前走 芝2200m戦で上がり3ハロン1~3位の末脚を計測した馬
2-2-1-0-0-4/9
勝率22.2% 単勝回収率244%
連対率44.4%
複勝率55.6% 複勝回収率156%
【該当馬】
⑭マリアエレーナ
前走
オールカマー(中山芝2200m:G2)
4着 上がり3ハロン35.0秒(3位)
京都開催のエリザベス女王杯2010年~2019年で見ても、NEW京都競馬場芝2200mで見ても、前走 芝2200m組(距離問わず)の成績が優秀。
前走同距離+上がり上位の末脚で検証したら良い数字が出たので、推奨しました。
★夏休み(7~9月)を取った4歳馬
3-1-2-0-1-9/16
勝率18.8% 単勝回収率101%
連対率25%
複勝率37.5% 複勝回収率138%
【該当馬】
①アートハウス②ルージュエヴァイユ
調教別傾向
★調教ランク判定【K/D】該当馬
(2016年以降、京都芝2200m×2勝クラス以上で集計)
8-8-5-3-4-24/52
勝率15.4% 単勝回収率67%
連対率30.8%
複勝率40.4% 複勝回収率111%
【該当馬】
⑭マリアエレーナ⑧シンリョクカ
⑫ゴールドエクリプス
血統傾向
★母系にSadler's Wellsの血を内包する馬
5-4-2-1-0-12/24
勝率20.8% 単勝回収率152%
連対率37.5%
複勝率45.8% 複勝回収率135%
【該当馬】
②ルージュエヴァイユ
母父Frankel
(欧州型Sadler's Wells系)
系統の中でも様々なアビリティや特徴を持つってのは把握した上で言いますが、根本的にSadler's Wells系って、主張が強い血脈と私的には捉えていて。
底力も問われやすい芝2200mに加え、スパートが早くなりやすい京都競馬場や、平坦×外回りと耐久力合戦のG1ってワードにはフィットしそうと考えています。
母系にって条件を加えたのが、上述した様に血の主張が強い血流ですし、京都外回りって事も加味して瞬発力スピードも欲しい所ですので、個人的イメージとしては母系にそっとアピールするかの様にいてくれれば良いかなぁって
観点から調べたデータです。
雑談的見解
指数1位
⑪ライラック
父オルフェーヴル
(中距離型ステイゴールド系)
母父キングカメハメハ
(欧州型キングマンボ系)
母は1勝馬、母の母ブルーリッジリバーが桜花賞2着、オークス7着の実績を持つマイラー
半兄ブラックホール(父ゴールドシップ)が、札幌2歳S(芝1800m:G3)勝ち馬で、菊花賞5着後、明け4歳初戦後に怪我を発症し、長距離砲としての期待を掛けられながら惜しくも引退。
ライラックを語る上で個人的に魅力を感じるのが底力溢れすぎる血統構成。
ノーザンテースト 4+5×4
母系にはフジキセキを内包しているので、サンデー系牝馬と相性が良く、斬れ味が増すMillan Millとの掛け合わせ。
全体的に見ても、第二・第三形態への奥深い成長力を感じるので、前走以上のモノをまだ隠し持っていると思ってます。
データ的に推したいポイントを付け加えるなら。
☆ステイゴールド・オルフェーヴル×母父キングカメハメハ→京都芝2200m(2012年以降)
2-2-1-0-1-2/8
勝率25% 単勝回収率195%
連対率50%
複勝率62.5% 複勝回収率115%
因みにこのデータは2頭で記録したモノなので、胸を張って推奨出来るレベルではないですが、合わせ技一本的なイメージで下記のデータも付け合せしておきます。
☆ステイゴールド系産駒×母父キングカメハメハ→芝2200m(1勝クラス以上・場所問わず)
補足①:重賞に限定
2-5-2-1-2-5/17(5頭が挑戦・4頭が馬券内)
補足②:距離延長
2-5-2-0-4-2/15(9頭で挑戦・5頭が馬券内)
あまり信用して貰えないかもですが、個人的には平坦コースの激流戦で(ペースが速いとかじゃなく、G1とかの強い馬同士で自然発生する底力等の削りあいみたいな)更に強さを発揮出来るのでは?って考えています。
関東馬に取って、手厳しいデータも揃ってますがそれを打ち破る素質と成長力は備わっていると思っているので、心底 期待しています。
指数2位
⑭マリアエレーナ
なんか勘違いされそうですが、クロフネ産駒らしくないタイプで一番クロフネを彷彿させる馬。
多分、ダート重賞に出走しても好走出来ると思います。
なので、芝重賞でも2400mまでなら勝負になると常々思っているマリアエレーナ。
様々なタイプを出していて、ダービー馬ワグネリアンも出した優秀過ぎるブロードアピール牝系。
調教良かったですね。
京都が改修工事に入ってなかったら後1つ2つは重賞を勝ってたと思えるタイプなので、初の京都もなんら問題ないと考えてます。
とにかく耐久性の成長力が5歳になっても伸び続けていて、末脚スピードが問われやすいG1って騒がれてますが、底力を発揮出来る自身のリズムで競馬すれば、そんなに簡単に
交わされる馬でないと思ってます。
指数3位
②ルージュエヴァイユ
ジャスタウェイ×Frankelといった表面上でも感じる豊富なスタミナ
それ以上に母系が秀逸で、スタミナの源泉ニジンスキー系のNiniski→コーナーでの遠心力を上手く捌く
駆動力のLomitas
加えてNEW京都競馬場で地味に効いてるDanehillを4+4といった血流を取り揃えていて。
これでこの②番ゲートでさえなければ迷わず最上位評価しましたが。。。。
①ブレイディヴェーグ
言っておきます。
「強いのは分かってます。」
でも、京都芝2200mでは隙が増えると思ってます。
それ以外にも、マイナスに取れる材料が揃っていて。
Part.1/出遅れます
多分ですが、お尻の駆動力を伝える筋力が凄すぎて成長力が追い付いておらず、バランスが取れてないんでしょうね。
バイクの急発進時にウイリーしちゃうみたいな感じで、お尻辺りが沈んでしまって、1~2歩出遅れちゃうみたいな、知らんけど。
Part.2/出遅れますからの①番ゲート
最悪のコンボですよね。
馬群のバラケ具合にも寄りますが、①番ゲートで後手踏んだら選択肢が大幅に狭くなるのは常。
後方近くの追走なら、ムーアさんとかマーカンドさんといった〝人気馬徹底マークで潰し上等〟の世界で凌ぎを削ってる外国人騎手が近くにいそうだし、スタート決まって、中団辺りにいても〝人気馬に蓋をする技術〟が天才的な川田さんが近くにいそうだし。
Part.3:脚に爆弾を抱えている
不安がないから、詰めてこのG1を使ってくるんでしょうけど、2度の骨折してますよね。
完治っぽい雰囲気は醸し出してそうな印象はありますが、そんな爆弾を抱えていた馬の前走が異常過ぎると言っても過言ではない高速時計で走っていて、反動があっても
不思議ではない状況。
「調教見れば分かんじゃん」ってキムタク口調で突っ込まれそうですが、調教を予想の中心付近に置いてる自分が言うのもなんですがw
〝調教とレースでは力が入る所が微妙に違う〟
と思ってます。
調教って脚元に負担がない様にって気にしながらの動きも出来るし、静かで周囲に他馬も少ない環境で馬のリズムで、力を抜いた状態で走りやすく、時計も出やすい筈で。
本番って、観客もうるさいし、馬いっぱい居て、ゴリゴリ近付いてくるし、なんなん!って感じで余計な力が入りやすい状態になった際に、気付けなかった反動が表面化するケースは多々見てきてますし。
まぁ簡単に言えば、伸び伸び走れないって訳ですよ。
大半、ここが最大目標のG1レースの舞台で。
デイリー杯2歳ステークス 《重賞データブログ》- 競馬 無料予想 -
はじめに
デイリー杯2歳Sの〝雑味〟は、【馬体重440Kg未満】
画像を見て頂ければ一目瞭然ですが、複勝率9.1% 複勝回収率12%という壊滅的な数字。
この中には3番人気3頭、4番人気1頭が混ざっています。
元々、馬格のない馬は競馬に於いて不利になりやすい傾向があります。
まだ成長途上の2歳馬なので、現段階で馬格がなくとも大きな問題にはなりにくいですが、重賞戦としては不利になりやすい材料。
過去10年
10月~12月施行の2歳重賞戦に於ける馬体重440Kg未満の成績
(1~3番人気限定)
1~3番人気のデータで この数字は当重賞に限らず、これから年末に向けて行われる2歳重賞では嫌いたいデータですね。
繰り返しになりますが、デイリー杯2歳Sの〝雑味〟認定は【馬体重440Kg未満】とします。
個体別傾向
★栗毛の馬体重460Kg以上
3-3-3-0-2-6/17
勝率17.6% 単勝回収率55%
連対率35.3%
複勝率52.9% 複勝回収率150%
【該当馬】
③ナムラフッカー 栗毛
前走 馬体重470Kg
★3月生まれ×キャリア2~3戦
4-5-1-1-1-14/26
勝率15.4% 単勝回収率97%
連対率34.6%
複勝率38.5% 複勝回収率108%
【該当馬】
⑩エンヤラヴフェイス 3月14日生まれ
キャリア2戦
①クリーンエア 3月18日生まれ
キャリア2戦
⑥テイエムチュララン 3月22日生まれ
キャリア3戦
ローテ別傾向
★前走 阪神芝1600m組
(雑味認定の馬体重440Kg以上限定)
3-2-1-1-1-3/10
勝率27.3% 単勝回収率231%
連対率45.5%
複勝率54.5% 複勝回収率108%
【該当馬】
⑪ナムラエイハブ
前走
未勝利戦(阪神芝1600m)
1着 馬体重502Kg
⑧フルレゾン
前走
未勝利戦(阪神芝1600m)
1着 馬体重446Kg
調教傾向
★坂路×調教ランク判定該当(ランク問わず)×2ハロン24秒台
2-1-5-1-0-2/11
勝率18.2% 単勝回収率56%
連対率27.3%
複勝率72.7% 複勝回収率103%
【該当馬】
⑦ジューンプレア ランク【S】
栗東坂路
2ハロンラップ 24.0秒
⑩エンヤラヴフェイス ランク【B】
栗東坂路
2ハロンラップ24.8秒
⑪ナムラエイハブ ランク【C】
栗東坂路
2ハロン 24.1秒
★調教ランク判定【W/C】該当馬
4-3-2-4-0-2/15
勝率26.7% 単勝回収率114%
連対率46.7%
複勝率60% 複勝回収率114%
【該当馬】
③ナムラフッカー⑧フルレゾン
血統傾向
ブラックタイド×ディープインパクト兄弟の子供達が優秀な期待値を誇っている重賞戦。
更に踏み込んでみて、リファールの血を保持する馬で検証すると。
ただ、これに関しては数の暴力的な数字であって該当馬も多くなってしまいます。
今年の該当馬で見ても多くて、推奨してもあまり意味が成さないと思います。
この辺りを基本線に置きつつ、血統傾向では特別に注目したい血はクローズアップしないでおきます。
ただ、狙いたい血統構成に該当する馬はいるので多分、デイリー杯2歳Sの血統Pickup該当馬として推奨する予定です。
雑談的見解
⑪ナムラエイハブ
父リアルスティール
(中距離型ディープインパクト)
母父エンパイアメーカー
(米国型ミスプロ Fappiano系)
母ナムラアンが、都大路S(京都芝1800m:OP)勝利実績を持つ通算5勝を挙げて繁殖入り。
3代母アイリッシュダンスが、芝の距離融通性を持った典型的な左回り専用機。
Strom Cat内包のサンデー系種牡馬リアルスティールを配した事によりサンデーサイレンス 3×3が発生。
加えて母系の奥底に秘めるトニービンとLyphardといった構成から母ナムラアン同様、芝1800mで高い能力を発揮するタイプの印象はありますが、京都芝1600mはガッツリ嵌る印象も合わせて持ってます。
初戦はヒヒーンの2着。続く2戦目は1番人気で4着。
見た目でも分かるイレ込み具合が目立ってました。
3戦目は間隔を空けたのが吉と出て、体重も+16Kgと500Kg超の大台に乗り、レース振りも一変。
王道抜け出しの強い内容でした。
上述した様に、平坦直線となる京都芝1600mはド嵌りしそうで最後の直線での加速力とスピード持続力は落ちないんじゃないかなぁと考えてます。
その他の馬達 短評
②ジャンタルマンタル
回復傾向に進んでいくんでしょうけど、クッション値9.6以上は欲しかったクチだと思うので、本日のクッション値8.9の馬場に加え、純粋なマイル適性が問われやすい京都芝1600mへの距離短縮は、どの角度から見直しても個人的には賛成出来ませんでした。
②ダノンキラウェア
どうですか、この馬?
個人的にはこのメンバーに入っても「抜けてます、素質が」って思えない程、現状の成長力は平凡に感じます。
全兄ダノンスコーピオンっていうより、全兄ダノンバビルに似ている世界観ですね。
⑨カンティアーモ
初戦でダルダルな走りでレコード勝ちってのは大物ってのは間違いなく、ここを走っても全く不思議ではないのですが。
ただ、京都芝1600m向きじゃないと決め付けました。
この母系にこの父系も、小ぢんまりする印象ですし、マイルではなく距離延ばした方が更に強さを発揮する配合に映ったので、今回の短縮を大きく割引。
レコード勝ちの勲章も今回は不要だと決め付けました。
武蔵野ステークス 《重賞データブログ》-競馬 無料予想 -
はじめに
今回の〝はじめに〟では、データの中に混じる〝雑味〟が何かを《決め付けて省く》という作業に使います。
今後、このパターンを主に伝えていくかもです。
〝雑味〟が何を意味しているかというと。
分かりやすくする為に極端な例を作っていきます。
例えば、あるレースで〝牡馬の体重別成績〟を調べたかった場合、
例:410Kg~416Kgの牡馬
この様なデータがあった場合、このデータの〝馬券外〟になった馬の中に〝30歳の馬が2頭〟紛れ込んでいた場合、生物学論として、結果を見るまでもなく無理だって事は
判別可能だと思います。
その2頭を除いたデータに修正すると。
例:410Kg~416Kgの牡馬(但し、2~9歳馬まで)
といった様に、30歳の馬2頭を省くと当たり前ですが成績が上がる訳です。
この30歳の馬2頭を〝雑味〟として定義付けてます。
実際の競馬では、30歳の馬といった様な分かりやすく簡単に判定出来る事も多くなく、
雑味として判定したデータに該当した馬が好走してしまうケースもあると思いますが、そこは決め付けて〝好走したらしょうがない〟と割り切っていきます。
要約すると
何かしらの働きや偶然によって〝雑味〟からしか生まれない旨味を期待するより、勝手知ったる美味しい所だけを食べましょうって事です。
画像のデータを見て頂ければ分かりますが、関西馬の出走頭数が関東馬に比べて3倍程度の多さ。
成績も関西馬が圧倒していて、関東馬の馬券内を分解してみると、1倍台の馬2頭と3倍台2頭、30倍台1頭と、1~2番人気に支持される実力馬でないと厳しい結果が出ています。
そういった辺りを踏まえて、今回の〝雑味〟を【関東馬】としました。
今年の【関東馬】は、
①ペリエール
⑥ライラボンド
⑦タイセイサムソン
⑭ヴァルツァーシャル
ペリエールが1番人気になるので、【関東馬】というだけで切り捨てるのは危険だとは思っています。
当たり前ですが総合的な判断で評価していきますが、この〝雑味〟も頭の片隅に入れて評価します。
個体別傾向
★3~5月生まれの5~6歳馬
6-3-5-6-4-37/61
勝率9.8% 単勝回収率142%
連対率14.8%
複勝率23% 複勝回収率160%
【該当馬】
⑩ケイアイシェルビー 5歳
5月3日生まれ
⑦タイセイサムソン 5歳
4月25日生まれ
④タガノビューティー 6歳
3月16日生まれ
②ベルダーイメル 6歳
3月9日生まれ
ローテ別傾向
★前走 上がり3ハロン35秒台以内の末脚を計測した関西馬
(ダート1400m以上条件)
5-1-3-5-2-13/29
勝率17.2% 単勝回収率163%
連対率20.7%
複勝率31% 複勝回収率231%
【該当馬】
②ベルダーイメル 本田優厩舎
前走
グリーンチャンネルC(東京ダ1600m:リステッド)
2着 上がり3ハロン35.6秒
★前年度以内に芝レース経験馬
(着順問わず
但し ダート 1勝クラス以上で勝ち馬から0.5秒差以内の実績条件)
2-4-2-1-1-11/21
勝率9.5% 単勝回収率45%
連対率28.6%
複勝率38.1% 複勝回収率134%
【該当馬】
②ベルダーイメル
13走前 22年7月
巴賞(函館芝1800m:OP)
12着
⑯ペースセッティング
芝経験多数・前走ダート戦1着
調教傾向
★栗東坂路 調教ランク判定該当×減速ラップ
(ランク問わず)
7-9-3-5-4-31/59
勝率11.9% 単勝回収率168%
連対率27.1%
複勝率32.2% 複勝回収率149%
【該当馬】
④タガノビューティー ランク【C】該当
栗東坂路
2ハロンラップ 12.5-13.2 (25.7秒)
⑫レッドルゼル ランク【D】該当
栗東坂路
2ハロンラップ 12.1-12.5 (24.6秒)
⑬ステラヴェローチェ ランク【A】該当
栗東坂路
2ハロンラップ 12.2-12.6 (24.8秒)
どういうメカニズムかは不明ですが、調教ランクにさえ該当し、終い2ハロンラップが減速している時計を叩いた馬の成績が秀逸な東京ダ1600m
加速ラップ至上主義で、減速⇔加速を繰り返すラップをちぐはぐラップとかいってマイナスに捉えがちな方もいますが。
それなりの時計で走った終い加速ラップの坂路調教した馬って必要以上に人気するんですよね。
それだけ優秀なラップを出せるって事は、調子が良いと捉えても良いとは思ってますよ。
ただ、
withkeiba流の調教の扱い方って、大きくは〝馬個体の調子を判別するツール〟として使ってます。
東京ダ1600m戦に相性の良い調教って扱いもたまにお届けしますが、加点配分は大きくはないです。
あくまでも、〝馬個体の調子〟や〝厩舎別のパターン〟の評価材料の1つとしています。
なので、加速ラップだから良いとか、減速ラップだからダメとか、ストレートで評価する事は限りなく少ないですね。
血統傾向
言わずもがな、東京ダートといえばA.P.Indy系 等に発展するボールドルーラー系の安定感。
武蔵野Sのボールドルーラー系で言えばSeattle Slew
その辺りも注目しつつ、他では注目しない所にスポットライトを当てていきます。
★Danzigの血を保持する馬
4-2-4-2-0-25/37
勝率10.8% 単勝回収率97%
連対率16.2%
複勝率27% 複勝回収率135%
【該当馬】
⑮カテドラル
母父Rock of Gibraltar
(欧州型ダンチヒ Danehill系)
⑩ケイアイシェルビー
母の母父Danzig
(欧州型ダンチヒ系)
②ベルダーイメル
母父スニツェル
(欧州型ダンチヒ Danehill系)
⑯ペースセッティング
Danzig 4×5
⑭ヴァルツァーシャル
父の母父Green Desert
(欧州型ダンチヒ系)
芝で実績を挙げた馬の好走が目立つレース性質からヒントを得て検証したデータ
パワフルなスピードを見せるタイプが多く、前進気勢の高さも伝えやすいDanzig
一応、このデータも〝雑味〟を省くと
更に成績上昇します。
雑談的見解
⑯ペースセッティング
母ジェットセッティングが
愛1000ギニー(芝1600m:G1)
コンコルドS(芝1500m:G3)
レパーズタウン1000ギニートライアル(芝1400m:G3) 勝ち馬
1つ上の半兄Al Barez(父Dark Angel)がイギリスで現在3戦2勝と奮闘中。
父Showcasingが英G2 ジムクラシックS(芝1200m)勝ち馬
父も母父も欧州型ダンチヒ系の掛け合わせで
欧州型ミスプロ Gone West系のZafonic 3×4、母の母父ヨハネスブルグ
雰囲気としては欧州スプリンターって受け止めそうですが、Mill Reef 5×5と父方にリファール 5+5と底力とマイルをこなすスタミナへの化学反応を起こす血流も備わっている印象
配合全体を眺めて私的に感じる事が、高いレベルで通用する芝ダート兼用のマイラー
前走内容は後で少し触れますが、血統面からはダートなら1200~1400mが一番合ってそうな気がするので、今回の距離延長とメンバーレベルはダート重賞戦線でやっていけるかどうかの試金石かなぁと。
ただ前走の内容が圧巻で。
決してダートに対応する血流が揃っている訳ではない配合ですし、内枠発走から砂を結構被りまくりながら、競り負けず抜け出して圧勝。
これだけタイトな競馬をしながらラスト11.9秒と初ダートでも落ちないスピード力も発揮していて。
因みに、走破時計の1分23秒3はNEW京都競馬場ダート1400m戦が32回施行されていて、堂々1位の時計。
因果関係で変わってくるので、手放しで額面通り評価は出来ませんが、ダート重賞で通用していいスピードは見せたと思います。
人気馬の中で一番切りやすかったのが、③ドライスタウト
小回り地方競馬2戦に慣れ始めた所に東京ダート1600mフルゲートの③番ゲート。
先行力はあるものの、器用には感じない馬で先行主張型も多い1戦なのも、包まれるとなんか違和感ある走りをするので やっぱりこの枠は嫌う事が出来ると思います。
1600mだと直線甘くなりますし。
みやこステークス 《重賞データブログ》- 競馬 無料予想 -
はじめに
下記の個体別傾向で触れる毛色別データですが、画像の年齢別成績の3~4歳馬や、別の画像の毛色別成績を見ても、平凡な成績というのは見て取れると思います。
ただ、この2つを組み合わせると下記の様な秀逸な期待値を誇るデータとなります。
毛色別なんて偶然の産物って思われてしまいがちで私的にも8割は そう思っています。
ただ偶然の産物でも、この秀逸な期待値を示してくれるなら全然問題ないと思ってます。
みやこS 年齢別成績
みやこS 毛色別成績
個体別成績
★鹿毛の3~4歳馬
4-4-1-0-2-8/19
勝率21.1% 単勝回収率208%
連対率42.1%
複勝率47.4% 複勝回収率138%
【該当馬】
①アスクドゥラメンテ 4歳
前走 馬体重546Kg
③タイセイドレフォン 4歳
前走 馬体重504Kg
⑥ブリッツファング 4歳
前走 馬体重490Kg
⑩ホウオウルーレット 4歳
前走 馬体重494Kg
⑧マリオロード 4歳
前走 馬体重502Kg
多いですねw
更に絞るとしたら。
☆鹿毛×馬体重500Kg未満×3~4歳馬
ローテ別傾向
★前走 3角2番手以内追走×中3週以内ローテ
2-4-4-2-1-10/23
勝率8.7% 単勝回収率107%
連対率26.1%
複勝率43.5% 複勝回収率231%
【該当馬】
⑦メイクアリープ
前走
太秦S(京都ダ1800m:OP) 中2週
5着 3角1番手
逆説的な話となりますが、このデータの中10週以上ローテの成績もよく、単勝や馬連軸にするにはもってこいの成績を叩き出していて。
見映えある数字。
該当馬が、
⑨ワールドタキオン
前走
エルムS(札幌ダ1700m:G3) 中12週
2着 3角2番手
調教傾向
★調教ランク判定【D/SD】該当馬
5-5-5-4-1-26/46
勝率10.9% 単勝回収率36%
連対率21.7%
複勝率32.6% 複勝回収率98%
【該当馬】
①アスクドゥラメンテ⑮セラフィックコール
★調教ランク判定【E/W】該当馬
2-3-1-0-2-9/17
勝率11.8% 単勝回収率60%
連対率29.4%
複勝率35.3% 複勝回収率141%
【該当馬】
①アスクドゥラメンテ
血統傾向
まず、ここで注目したいのがシニスターミニスター産駒。
13年 7番人気2着/14年 2番人気1着
インカンテーション
17年 3番人気3着/19年10番人気2着
キングズガード
この産駒2頭で築いた成績が、
まず、創設された2013年~2019年の間、京都で開催されたみやこSに複数回出走した馬が24頭いて、馬券内に複数回好走したのが5頭と、そこまでリピーターの活躍するレースとは
言い難い成績。
その中の2頭がシニスターミニスター産駒という点は見過ごせず、違った角度から見れば、当重賞に合っている血と判断しても あながち間違っていないと思います。
また、改修後のNEW京都競馬場ダート1800m戦でも秀逸な成績を残しているのがシニスターミニスター産駒。
5-5-2-3-2-10/27
勝率18.5% 単勝回収率126%
連対率37%
複勝率44.4% 複勝回収率182%と好成績。
OPクラスでは、1番人気2頭を含む3頭出走して3頭共、馬券外ってのは引っ掛かりますが・・。
今年の出走馬の中でシニスターミニスター産駒は唯一頭、
⑦メイクアリープ
雑談的見解
指数1位
⑦メイクアリープ
父シニスターミニスター
(米国型A.P.Indy系)
母スペシャルクインが、ダ1000m×1勝・ダ1200m×3勝の通算4勝馬
半兄ヴェンジェンス(父カジノドライヴ)が、2019年みやこS勝ち馬でもあって、
京都ダート1800m1-2-0-0/3
と完全連対実績を持つ馬きょうだい4頭の京都ダート1800m成績が3-3-0-0-1-5/12と相性バッチリ。
母父スペシャルウィーク×母の母父父Chief's Crownという構成から私的に感じるのが、下って加速→そのまま4角コーナリングといったレイアウト設計にピッタリな印象を受けます。
血統傾向で記述した様に、レースとしても京都ダ1800mにしても絶好調なシニスターミニスター産駒。
センスある先行力も持っているので、メンバーが強力ですが楽しみが多い1戦です。
指数4位
⑩ホウオウルーレット
父ロージズインメイ
(米国型Halo系)
母父ゴールドアリュール
(ダート型サンデーサイレンス系)
説明は不要だと思いますが、一応。
半兄オメガパフュームが
京都ダート1800m×1勝
京都ダート1900m×1-1-1-0/3と馬券外無しという実績を持つ馬
半兄オメガパフューム程の爆発的な成長力と比べるとスケールダウンした印象を感じますが、今がちょうど伸び盛りの時期に突入したと感じてます。
前走、OPクラス入りを決めたのが阪神ダ1800m戦といった遠征競馬をクリアしたのも貴重な経験値。
そもそも9走前の青竜Sでは、ダートスピードマイラーのバトルクライや底力溢れるダート中距離型のペイシャエスに先着する素質の高さを見せていて。
調教も秀逸で、今回は栗東滞在で最終追いを栗東CWってパターン。
1週前には、南Wでいつも66秒台だった時計が今回は65.1秒と猛時計。
この辺りも成長力から来るものではないかと考えています。
アルゼンチン共和国杯 《重賞データブログ》- 競馬 無料予想 -
はじめに
若さがモノを言っているレース。
同じ東京芝2500m重賞の目黒記念はアルゼンチン共和国杯 程、若さが武器になっていませんが、時期的なモノも起因しているかと思います。
(目黒記念は5月末)
今回取り上げていくデータは、その辺りを重視して、評価しました。
個体別傾向
★栗毛の3~5歳馬
3-2-2-1-1-4/13
勝率23.1% 単勝回収率181%
連対率38.5%
複勝率53.8% 複勝回収率113%
【該当馬】
①プリュムドール 5歳 栗毛
ローテ別傾向
★近3走 芝2200m以上ローテの4歳馬
4-2-1-1-0-6/14
勝率28.6% 単勝回収率210%
連対率42.9%
複勝率50% 複勝回収率135%
【該当馬】
⑨ゼッフィーロ 4歳 牡馬
3走前
東京芝2400m(3着)
2走前
東京芝2500m(4着)前走
中山芝2200m(3着)
★中10週以上 且つ、前走から斤量0.5~2.0Kg減
3-3-2-0-0-9/17
勝率17.6% 単勝回収率71%
連対率35.3%
複勝率47.1% 複勝回収率107%
【該当馬】
⑧アリストテレス 57Kg
中22週 前走より1Kg減
③ヒュミドール 56Kg
中26週 前走より2Kg減
調教傾向
★調教ランク判定【S/C】該当馬
2-3-0-0-1-3/9
勝率22.2% 単勝回収率163%
連対率55.6%
複勝率55.6% 複勝回収率126%
【該当馬】
⑤アーティット⑨ゼッフィーロ
血統傾向
同じ東京芝2500mG2重賞の当レース・アルゼンチン共和国杯と目黒記念。
毎年お伝えしている事で、時期的な問題もあるとは思いますが、血統傾向も180度違うといっても過言ではなくて。
今年も例をご紹介しますが。
☆キングカメハメハ産駒
《目黒記念》
4-1-2-14/21
連対率23.8%
複勝率33.3% 複勝回収率109%
☆ディープインパクト産駒
《目黒記念》
1-4-4-21/30
連対率16.7%
複勝率30% 複勝回収率106%
☆ステイゴールド産駒
《目黒記念》
2-0-2-8/12
連対率16.7%
複勝率33.3% 複勝回収率104%
★ロベルトとノーザンテーストの血を併せ持つ馬
(若さがモノを言ってるレース性質なので、雑味を
省く意味でも7歳以上は対象外としています)
4-2-1-1-0-5/13
勝率30.8% 単勝回収率116%
連対率46.2%
複勝率53.8% 複勝回収率110%
【該当馬】
⑰マイネルウィルトス
父スクリーンヒーロー
(欧州型ロベルト系)
父の母母父ノーザンテースト
(欧州型ノーザンダンサー系)
母の母母母父アスワン
(欧州型ノーザンテースト系)
雑談的見解
指数2位
⑤アーティット
父ディープインパクト
(中長距離型サンデーサイレンス系)
母父Galileo
(欧州型サドラーズウェルズ系)
半姉ラクレソニエールがフランス産馬で、
仏G1 仏1000ギニー(芝1600m)
仏G1 仏オークス(芝2100m)の勝ち馬。
母を輸入して姉ラクレソニエールと同じLe Havre産駒を2頭日本で走らせましたが、使う距離が短かった印象で、中途半端な成績。
(グラヴィル5歳牝馬は2勝クラスで頑張ってる最中)
ディープインパクト×サドラーズウェルズといった構成は、デビュー直後はウダウダして、鈍重さが問われる条件で台頭してくるってパターンが多い気がしてます。
ダービー向きじゃないって事ですね。
あんまり期待していなかったのですが、調教も良くて、上述の特注調教にも該当したのもありますが、それ以上に昨日の血統傾向にドンピシャな配合馬。
レコード時計が出る割には、欧州指向が濃い血が走っていて、特にサドラーズウェルズやヌレイエフの偉大なる産駒で発展させているSpecial牝系天国だった土曜日。
また、アルゼンチン共和国杯向きに感じる戦歴の持ち主。
個人的なイメージなのですが、阪神芝2400m以上の好走実績とか目黒記念で10着敗退とかが、当重賞で好走している馬に共通している条件だと考えていて。
頑張って欲しいものです。
指数1位
⑨ゼッフィーロ
父ディープインパクト
(中長距離型サンデーサイレンス系)
母父Danehill Dancer
(欧州型ダンチヒ系)
ディープインパクト×Sadler's Wells×Sharpen Up の構成は指数2位指名のアーティットと近しい配合で、まとめて走る可能性は充分にあると判断しています。
前走は直線でゴニョゴニョする展開の中、怯む事なく最後まで伸び続けて3着。
配合からも溢れ出ている、〝レースを重ねて上昇〟タイプなだけに
前走指数84(指数2位)→今回指数98(指数1位)と
急上昇していたので捻くれずにそのまま最上位評価、頑張って欲しいです。
《その他》
転厩初戦でフルゲート長距離重賞ってのがハードな⑧アリストテレス多分、厳しいとは思いますw
ただ、特注調教に該当してきたし、血の影響から決して晩成でも走れないって訳ではないと思っているので、評価しました。
転厩した環境の変化が良い方向に向いてくれたら良いですが。
ファンタジーステークス 《重賞データブログ》- 競馬 無料予想 -
はじめに
メンバー見渡しても、私的には抜けた馬を見つけられず、思考停止でいくなら〝前走圧勝〟か〝2勝している馬〟とかに目が行くと思いますが、能力的に見たら、全頭殆ど差がない組み合わせだと思っているので、血統や素質を優先して〝いつも以上〟にホームランを狙ってみました。
そういうの嫌いな人は参考にしないで下さいw
個体別傾向
★芦毛
0-2-3-0-0-5/10
連対率20%
複勝率50% 複勝回収率340%
【該当馬】
⑧テラメリタ
⑮バロン
また、馬券外の4頭が前走も1400m戦でした。
★前走 OPクラス以上ローテの2月生まれ
1-1-3-0-0-8/13
勝率7.7% 単勝回収率172%
連対率15.4%
複勝率38.5% 複勝回収率103%
【該当馬】
⑨セイウンデセオ 2月28日生まれ
前走
小倉2歳S(小倉芝1200m:G3)
7着
⑧テラメリタ 2月14日生まれ
前走
クローバー賞(札幌芝1500m:OP)
4着
④ヒヒーン 2月27日生まれ
前走
新潟2歳S(新潟芝1600m:G3)
8着
1月早生まれが抜けて良い期待値を誇っていて。
今年の出走馬で1月生まれは無し。
期待値としては平凡ですが、2月早生まれも上記の様な条件を足してやると戦えるデータにはなります。
ローテ別傾向
★前走 上がり3ハロン1~3位 + 3角7番手以内追走の距離短縮馬
3-2-3-0-2-3/13
勝率23.1% 単勝回収率112%
連対率38.5%
複勝率61.5% 複勝回収率123%
【該当馬】
⑧テラメリタ
前走
クローバー賞(札幌芝1500m:OP)
4着 上がり3ハロン37.1秒(3位)
3角7番手
⑯ワイドラトゥール
前走
新馬戦(新潟芝1600m)
1着 上がり3ハロン34.5秒(1位)
3角6番手
調教傾向
★調教ランク判定【DE/S】該当馬
3-1-1-2-1-7/15
勝率20% 単勝回収率784%
連対率26.7%
複勝率33.3% 複勝回収率188%
【該当馬】
④ヒヒーン⑧テラメリタ
⑯ワイドラトゥール
⑰キャンシーエンゼル
血統傾向
★Devil's Bagの血を保持する馬
【該当馬】だったテイエムチュラランが回避。
九州産馬でしたが、フルゲートの混戦なら1~2つ紛れが起きれば3着なら少ないながらもチャンスはあるかなぁと思っていましたので ちょっと残念・・・
米国産のHalo系Devil's Bag
2歳戦から戦える筋力とスピードの持ち主で早熟指向を伝えやすい種馬。
タイキシャトルの父でもあります。
また、
⑰キャンシーエンゼルの母の母父Saint BalladoはDevil's Bagの全弟にあたり、該当馬までは言いませんが、このデータと同等の期待はかけても良いと思ってます。
雑談的見解
指数1位
⑧テラメリタ
父ブリックスアンドモルタル
(米国型Strom Cat系)
母父ヴィクトワールピサ
(欧州型サンデーサイレンス系)
母テラノヴァが芝1200m~芝1600mで4勝を含む6連対の実績を持つ馬
3代母スキーパラダイスが、
京王杯スプリングカップ(東京芝1400m:G2)
ムーンランドロンシャン(仏・芝1600m:G1)
これらの勝利実績を持つ外国産馬で、自身も日本の短距離重賞を勝っている上、牝系ラインとして発展した馬達も日本の高速馬場で高いパフォーマンスを発揮しています。
近親には、
ステイヤーズS(中山芝3600m:G2)
レッドシーターフHキャップ(サウジ・芝3000m:G3)
勝ち馬シルヴァーソニック
等々、優秀な馬を輩出している名門牝系
また、同じ牝系、同じStrom Cat系のヘニーヒューズ産駒のペリエールが、ハイレベルだったヒヤシンスSとG3ユニコーンS(どちらも東京ダ1600m戦)を勝利していて。
ブリックスアンドモルタル産駒の現況としては、勝ち上がり率も優秀で、筋力の完成度が速い特徴も。
初戦は、ゲートを怖がり目隠ししてゲートイン→スタートも速くありませんでしたが、二の脚でハナに。
レースリプレイ観て貰えれば分かりますが、結構、耳をバタバタ動かしていてレースに集中していない素振り。
それで3馬身半差を付けての快勝はスケールの大きさを感じさせる内容。
2戦目もゲート入りは良かったものの、出遅れ。
洋芝のヤヤ重に戸惑っていた印象でした。
血統的な裏付けも充分な良血馬で、軽いスピードが問われやすい京都芝1400m戦。これだけで充分期待しちゃいます。
指数2位
②ロータスワンド
父ロードカナロア
(欧州型キングマンボ系)
母父サクラバクシンオー
(欧州型プリンスリーギフト系)
半姉に、函館2歳S勝ち馬で、当重賞 ファンタジーS3着の実績を持つブランボヌール
通算4勝の内、3勝が芝1400m戦だったアフランシール
京都芝1400mリステッドレース 安土城Sを勝ち、フランスのG1 フォレ賞(芝1400m)を3着の実績を持つ エントシャイデン
これだけの良血馬が、こんな人気で買えるのも今の内だけかも。
ロードカナロア×サクラバクシンオーの構成は今年の高松宮記念(中京芝1200m:G1)勝ち馬のファストフォースがいて、短距離を中心とした良質なニックス
パワーも秘めていると感じる母系ですが、重とか不良じゃなく、ちょこっと力いるよねぇって感じの馬場を好む家系なので、前走の鈍重コースレイアウトな函館芝に重馬場のトッピングは、この馬に取って不得手な条件だったので、無視しましょうw
短距離戦×内枠キングマンボ、特にロードカナロアのコンボは期待値が高く、内を利する事に長けていると思っています。
18頭中16番人気の馬を読んで頂いた方がどこまで信じられるかですが、私自身もそこまで信じてませんw
が、1つ噛み合えば確実に爆発出来る下地は血の証明からも裏付けられているので、期待はしています。
京王杯2歳ステークス 《重賞データブログ》- 競馬 無料予想 -
はじめに
過去10年で検証しても、過去20年で検証しても、前走で上がり上位(1~3位)の末脚を使った馬の成績は、瞬発力特化型に向きやすい東京競馬場ですが、平凡な成績に終わっているケースが多い重賞戦。
ただ、それを分解して検証すると〝末脚の質〟によって秀逸な期待値を誇るデータになったので、そのデータを2つ程、ローテ別傾向でご紹介します。
ローテ別傾向
★中9週以上ローテ&上がり3ハロン1~2位以内の末脚を使った馬
3-3-2-0-1-9/18
勝率16.7% 単勝回収率143%
連対率33.3%
複勝率44.4% 複勝回収率107%
【該当馬】
⑦コラソンビート
前走
ダリア賞(東京芝1400m:OP) 中12週
1着 上がり3ハロン34.0秒(1位)
⑥ゼルトザーム
前走
函館2歳S(函館芝1200m:G3)
1着 上がり3ハロン36.5秒(2位)
★芝1200mで上がり3ハロン34.4秒以下の末脚を使った馬
2-3-0-0-1-9/15
勝率13.3% 単勝回収率158%
連対率33.3%
複勝率33.3% 複勝回収率145%
【該当馬】
⑪アスクワンタイム
前走
小倉2歳S(小倉芝1200m:G3)
1着 上がり3ハロン34.4秒(1位)
個体別傾向
★早生まれの鹿毛(1~2月生まれ)
5-1-2-2-0-8/18
勝率27.8% 単勝回収率512%
連対率33.3%
複勝率44.4% 複勝回収率172%
【該当馬】
④タヤスロンドン 鹿毛
2月22日生まれ
昨年の10番人気1着馬と5番人気3着馬。
一昨年の8番人気1着馬
2年連続で該当した人気薄の好走があります。
頭数が一番多いとされているのが鹿毛で、2010年以降の毛色別でも、
〝早生まれの鹿毛〟が
一番好走率が高い結果に。
調教別傾向
★栗東坂路52秒台以内
3-4-2-1-1-7/18
勝率16.7% 単勝回収率313%
連対率38.9%
複勝率50% 複勝回収率208%
【該当馬】
⑧ミルテンベルク⑨バンドシェル
⑫ジャスパーノワール
★調教ランク判定【W/D】該当馬
3-2-1-0-1-4/11
勝率27.3% 単勝回収率558%
連対率45.5%
複勝率54.5% 複勝回収率264%
【該当馬】
⑦コラソンビート
血統別傾向
Strom Bird系の血を内包する馬の好走が目立つ重賞。
早熟性を高め、他馬に比べ完成度が早いスピードが優位性を担保しているんでしょうか。
ただ、今年もそうですが、該当馬が多いので、下記の血を併せ持つ馬を推奨します。
★Strom CatとUnbridledの血を併せ持つ馬
1-1-1-0-1-5/9
勝率11.1% 単勝回収率566%
連対率22.2%
複勝率33.3% 複勝回収率198%
【該当馬】
⑫ジャスパーノワール
父の父母父Unbridled
(米国型ミスプロ Fappiano系)
母の母母父Strom Cat
(米国型Storm Bird系)
⑩タイガードラゴン
母の母父父Unbridled
(米国型ミスプロ Fappiano系)
母の母母父Strom Cat
(米国型Storm Bird系)
日本競馬への影響力が絶大な2つの血。
《Unbridled》
レベルの高い非主流血統が詰まったUnbridledで、スピードの持続性の底上げは勿論、底力の供給源にもなっている印象の血。
《Strom Cat》
THE・アメリカンって感じの一本気なスピードと早熟性を伝える一方で、母系に入ると〝溜めると斬れる〟といった瞬発力に変換させるタイプも続々と。
雑談的見解
指数2位
⑫ジャスパーノワール
父Frosted
(米国型A.P.Indy系)
母父Medaglia d'Oro
(米国型サドラーズウェルズ系)
母の初仔にあたる本馬
叔父に、
米G3 ハーランズホリディS(ダ1700m)
米G2 チャールズタウンクラシックS(ダ1800m)
勝ち馬のStanfordがいます。
森厩舎預託馬で、お得意の米国スピード馬を持ち込むセンスは尊敬に値すると思っていて、
Frosted(米国型A.P.Indy系) × 米国指向が強いサドラーズウェルズの血の構成は、
今年のスプリンターズSでは僅差4着に好走したジャスパークローネと近似配合と言っても良いかと。
また、エニフS(中京ダ1400m:リステッド)を連覇したジャスパープリンスも、
父Violence(米国型サドラーズウェルズ系)
母父Bernardini(米国型A.P.Indy系)
この構成、特に米国指向が強いサドラーズウェルズ系の種馬を好んでいる印象を森厩舎から感じます。
私的には、Tapit(父の父)×Medaglia d'Oro×Distorted Humorの構成から感じるのは、ジャスパークローネより純粋なスプリント気質は落ちて、1400m~1600m辺りが一番走りやすい舞台かなぁと感じています。
特に左回り。
新馬戦は出遅れ→先行と序盤に無駄なエネルギーロスもあって直線では失速。
2戦目はスタートを決め、非凡なスピードを見せて逃げ切り勝ち、大型馬の叩き良化らしさも発揮してました。
新潟芝1200m未勝利戦×2歳馬という括りで見ると、過去10年で2番目に速い時計をジャスパーノワールは記録しており、
1位のダンシングニードル(1分8秒7)は、現2勝クラスでウダウダしてますが、
3位のリバーラ(1分9秒1)は、次走のファンタジーS(阪神芝1400m:G3)で勝利。
3位同数のサフィロス(1分9秒1)も次走カンナS(中山芝1200m:OP)を連勝し、続く京王杯2歳Sを2着好走。
他にも、この時計付近で走った2歳馬は、後のレースでも走っていて芝1400mへの融通性も見せている馬もいました。
森厩舎なんで、調教は速い時計を叩き出してくるのが平常運転。
その中でも調子の良し悪しは調教ランク判定を使えば一定のレベルで判別出来ると自負していますので、期待しています。